マサキの特徴と育て方!剪定時期と方法は?【栽培記録】

庭木 マサキ

常緑樹のマサキ(柾、正木)は生垣に利用されることが多い庭木です。

特徴と育て方、剪定など日常の手入れについて調べたことをまとめました。

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マサキの特徴

常緑低木マサキ

原産地:日本・朝鮮半島・中国
科目:ニシキギ科
樹高:6m
耐暑性/耐寒性:高い

初夏に白い小さな花が咲き、冬に赤い実を付けます。

芽吹いて成長する力が強いので剪定や刈り込みをしても新しい芽が出やすいのが特徴。

葉色は、濃い緑色、斑入り、黄金色、シルバー系など。カラーリーフの庭木としても楽しめます。

斑入りの品種を植え付ければ日陰の庭も明るくなるでしょう。

マサキの育て方

マサキの実

日当たりの良い場所を好みますが、明るい日陰でも十分育ちます。

まったく日が当たらない場所では花つきと実つきが悪くなります。

植え付けの適期は3~4月と9~10月。

土質はあまり選びません。鉢植えの場合は市販の培養土を使います。

水やり

地植えの場合、水やりの必要はありません。

鉢植えの場合、土の表面が乾いたらしっかり水を与えましょう。

肥料

適期は2~3月頃と9月頃。地植えの場合は2月頃の寒肥だけでも問題ありません。

有機質肥料もしくは緩効性化成肥料を与えます。

肥料の量が多すぎると徒長枝が伸びて樹形が乱れるので注意が必要です。

増やし方

種まきでも増やせますが挿し木の方が簡単です。

適期は6月上旬~9月上旬。その年に伸びた若い枝を使います。

枝を15cmくらいの長さに切り、枝の下2/3の葉を落として土に挿します。

病害虫

病気では、うどんこ病が発生することがあります。

若い葉や茎の表面にうどん粉をまぶしたように白いかびが生えます。

風通しが悪いと発生しやすくなります。混み合った枝は切り取りましょう。

害虫では、ミノウスバ、カイガラムシ、ユウマダラエダシャクなどが発生することがあります。

薬剤をまいて予防し、見つけ次第、駆除します。

マサキの剪定時期と方法

斑入りのマサキ

枯れた枝、混み合った枝、極端に伸びすぎた枝など不要な枝を切り落とします。

風通しと日当たりを良くして病害虫の発生を予防することができます。

適期は6月と9~10月。

成長が非常に早いので年に2回行うのが理想です。

刈り込みに強いので、多少短く切ってしまっても枯れることはほとんどありません。

ただし、夏と冬は強い剪定は避けてください。

夏は新しい芽が強い直射日光で日焼けを起こし枯れる可能性があります。

冬は剪定をしたダメージから回復できないことがあります。

樹高を低くしたい場合は「切り戻し剪定」を行います。

太い枝を切ることもあるので芽吹きやすい3月から4月ごろが適期です。

斑入りマサキを育てた感想・栽培記録

斑入りのマサキ

2009年の話です。

誰が植えたのか分かりませんが、斑入りのマサキが2本ありました。

私が庭仕事を担当するようになったときは
・樹高は約2m
・下枝がなく葉が上の方にばかり茂っている

全体に縦に伸びてヒョロヒョロとした樹形でした。

「苗木をもらったので、とりあえず庭の空いている場所に植え付けてみた」
という感じでしょうか。

剪定もしたことがなく、植えっぱなしです。

木の名前を聞いても分からないということで、私も何もしないで放っておきました。

たまたま、雑誌に載っているのをみつけて、ようやくマサキと判明。

というわけで、日常の手入れについて調べたことを書いておくことにしました。

・栽培地域は東北地方北部、冬は1mほど雪が積もります
・植え付け場所は、ほぼ、一日中、日が当たります
・肥料はまったく与えていません

こんな状態ですが枯れることもなく育っています。

【気になっていたこと】
時々、斑の入っていない緑葉の枝が出てくること。

調べてみると斑入りの品種でも緑葉が出てくるのは、よくあることのようです。

気にする必要はないということでした。

ただ、そのままにしておくと緑の部分が目立ってきてしまいます。

斑の入っていない枝は早めに切り落としてしまってもかまわないそうです。

【メリットとして感じたこと】
・暑さにも寒さにも強い
・一年中、斑入りの葉を楽しむことができる

【デメリットとして感じたこと】
・常緑性ですが意外と落ち葉が多い
・掃除に手間がかかる
・種類は分からないが枝にたくさん虫が付く

今後の予定としては、バッサリと枝を切って樹高を低くするつもり。

コンパクトな樹形を維持できたらいいなと思っています。

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