ツルマンネングサ(蔓万年草)は道ばたや庭などに生えているお馴染みの植物。
特徴と育て方、実際に育ててみた感想をまとめました。
ツルマンネングサの特徴
ツルマンネングサは、セダムの仲間の多肉植物(ベンケイソウ科マンネングサ属)です。
草丈:約10cm
開花期:5~6月
花色:黄色
葉色:黄緑色
茎はツル性で地を這うように横に広がり、地面に接する部分から根が出ます。
春から夏:冬越しした芽が生長し、花を咲かせ、茎が伸びる
秋から冬:葉は枯れ落ち、根元にできた新芽の形で冬越しする
マンネングサの仲間にはメキシコマンネングサ、コモチマンネングサ、キリンソウなどがあります。
・暑さ、寒さ、乾燥に強い
・繁殖力が高い
・地面を覆うように伸び広がる
・手入れが簡単
という理由からグランドカバーや屋上緑化に利用されることもあります。
ドンナムルともいわれるツルマンネングサは、どこでもよく育つ山菜のひとつで、その葉を利用します。食欲をおぎない、血液を清め、殺菌、消炎作用にすぐれているので、急性気管支炎などの炎症を抑える働きがあります。苦味と歯ごたえがあり、生でも食べられます。
出典:味の素 CookDo 韓国料理
https://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/korea/m01/05before/02.htm
調べてみると「開花前の新芽部分を食べる」らしいです。
酸味があるので茹でモヤシの要領で茹でて水にさらすとよいのだとか。
マヨネーズ、ドレッシングで食べられ、貝割れ大根の風味がするという記事もありました。
クックパッドなどレシピサイトで作り方が紹介されています。
ツルマンネングサの育て方
暑さ、寒さ、乾燥に強い丈夫な植物です。
日当たりの良い場所に植え付ければ、特に手入れの必要はなく植えっぱなしにできます。
肥料の必要はなく、病害虫の心配もありません。
春に花が咲きますが種をつけないので挿し芽で増やします。
葉がついた茎を切り取って土の上におくだけで根が出てきます。
ツルマンネングサを育ててみた感想
我が家では雑草扱いしている植物です。
他の植物のところまでどんどん広がっていくので取ってしまうこともたびたび。
根が浅いので広がりすぎても取り除くのは簡単なのはありがたいですね。
ただ、花も葉もきれいなので全ては取らず庭の一部に残してあります。
庭木の下に植えてみた時は、あっという間に増えて絨毯のようになりました。
春から秋にかけてキレイな葉が楽しめ、グランドカバーとして活躍してくれるので重宝しています。
10月31日撮影
寒くなるにつれ、徐々に葉を落とし茎だけの状態に。
株元にできた新芽の状態で冬越しします。
雪に埋もれてしまっても枯れることはありません。
さいごに
雑草扱いしていたツルマンネングサとは、どんな植物なのか?
気になったので調べたことをまとめてみました。
食べることができると知り、試してみようと思ったのですが。
時々、近所の野良猫が庭の一部をトイレに使っています。
衛生面が気になって、いまひとつ食べる気持ちになれないというのが現状です。