マツバギク(松葉菊)の特徴と育て方【栽培記録】

マツバギクの花

マツバギク(松葉菊)はキクのような花を咲かせる多肉植物です。

特徴、育て方、花が咲かない原因と対策、栽培記録をまとめました。

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マツバギクの特徴

マツバギク

マツバギクは、南アフリカ原産、ハマミズナ科の多肉植物。

葉がマツ(松)に似ていて、花はキク(菊)に似ていることから名づけられました。

草丈:5~10cm
開花期:4~6月
花色:ピンク、赤、白、紫、黄、橙色

高温や乾燥に強く真夏の直射日光にも負けません。

横に広がってたくさんの花を付けるのでグランドカバーとして良く利用されます。

ロックガーデンや花壇の縁石のまわりに植えるのもおすすめです。

白花のマツバギク
約180種の仲間がありますが一般に出回っているのはデロスペルマ属とランプランサス属です。

【ランプランサス属】
寒さにあまり強くありません。

地域によっては冬場は室内に取り込んだほうがよいでしょう。

暖かい地域であれば霜に注意して戸外で冬越しできます。

【デロスペルマ属】
「耐寒マツバギク」とも呼ばれ寒さに強いのが特徴。

最も多くみかける麗晃(レイコウ)は寒さに強く寒冷地でも戸外で冬越しできます。

マツバギクの育て方

マツバギク

ホームセンターや園芸店で販売される苗を購入して植え付けます。

日当たりと水はけの良いところで育てましょう。

鉢植えの場合は市販のサボテン用または山野草用の培養土を使います。

水やり

乾燥に強い植物なので、やや乾かし気味に管理します。

多湿にすると腐りやすいので気を付けましょう。

地植えの場合は、特に水やりをする必要はありません。

鉢植えの場合は、湿気を嫌うので土の表面が乾いた翌日くらいに水やりをするとよいでしょう。

増やし方

挿し木で増やすことができます。

適期は6月と9~10月。

若い茎の先の部分を3~4cm切って土に挿します。

直射日光の当たらない明るい日陰で管理すると3~4週間ほどで根がでてきます。

茎が伸びてきたら日当たりのよい場所に移動させましょう。

マツバギクの花が咲かない原因と対策

石垣のマツバギク

「日照不足」と「肥料の与え過ぎ」が考えられる主な原因です。

日照不足

日光に当たる時間が足りないと花が咲きません。

半日以上、日が当たる場所で育てましょう。

夏場の直射日光が当たる場所でも大丈夫です。

ちなみに、日に当たっている時しか花は開きません。曇りの日や夜は花が閉じる性質があります。

肥料の与え過ぎ

痩せ地でも育つので肥料は特に必要ありません。

与えすぎると花つきが悪くなります。

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性肥料を少量与える程度にします。

マツバギクの栽培記録

地植えのマツバギク

近所の庭で初夏から秋ころまで長い期間、花を咲かせているのをみかけます。

その様子をみて我が家でも育ててみたいなと思っていました。

2006年の春、花色がピンクの品種をホームセンターで売っているのを見つけ迷わず購入。

地植えにしたのですが、冬は雪に埋もれてしまっても問題なく冬越しできました。

植えた年は、それほど沢山の花は咲きませんでしたが、一年経つと花数はかなり増えました。

挿し木も試してみましたが、成功率はかなり高いです。

茎を切り取り、そのまま花壇の土に挿して、放っておいたら根付きました。

桜の花が咲き終わった頃に挿し木して7月ころには開花。

とても丈夫で、真夏の強い日ざしにも負けません。

地植えなら、植えっぱなしOK。

放っておいても花を咲かせてくれるありがたい植物です。

デロスペルマ【砂漠の宝石】
増え過ぎのため、すべての株を処分して数年後。
デロスペルマの名前で販売されている苗を購入、地植えしました。

デロスペルマ【砂漠の宝石】
ところが、だんだん元気がなくなって…。

デロスペルマ【砂漠の宝石】
枯れてしまいました。
苗を購入してから植え付けまで1週間ほどほったらかし。
その間に水のやり過ぎで根を傷めてしまったのかもしれません。

さいごに

マツバギク

マツバギクの特徴と育て方、花が咲かない原因と対策、栽培記録を書きました。

丈夫で育てやすく植えっぱなしにできるのが魅力。

デメリットといえば、繁殖力が旺盛で増えすぎに注意が必要というところかもしれません。

他の植物が植えてある場所に侵入されることもあります。

対策としては仕切りなどで区切るとよいということでした。

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