アジュガは雑草除けのグランドカバーとして人気の植物です。
特徴と育て方、増えすぎを防ぐコツ、育ててみた感想をまとめました。
アジュガの特徴
アジュガは、ヨーロッパ、中央アジア原産のシソ科の多年草。
草丈:10~30cm
開花期:4~5月
花色:紫、青、ピンク、白
葉色:緑、ライムグリーン、ブロンズ、黒、斑入りなど
別名:ジュウニヒトエ(十二単)、セイヨウキランソウ
・常緑性
・寒さに強い
・日当たりが悪い場所でも育つ
・地面をおおうように横に広がる
常緑性なので冬でも葉が枯れることがありません。
葉色が豊富で花が咲かない期間もカラーリーフとして楽しめます。
日陰でも育つのでシェードガーデン(日陰の庭)にぴったりです。
地面を覆うように横に広がるので雑草除けのグランドカバーとして利用できます。
根が浅いので樹木の株元近くなどの根が張って草花が育ちにくい場所でも楽しめます。
アジュガの育て方
苗を購入して育てます。植え付け適期は3~4月、9~11月。
水はけがよく過湿や乾きすぎにならない場所なら土質は選びません。
鉢植えの場合は市販の培養土を使うと簡単です。
明るい日陰で育てましょう。
乾燥には弱く直射日光の当たる場所には向いていません。
水やり
地植えの場合は、必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたら鉢底から流れるくらいたっぷり与えます。
初夏以降は高温による乾かし過ぎに注意しましょう。
肥料
肥料が多いと花が咲きにくくなります。
地植えの場合は、与えなくてもよいです。
鉢植えの場合は、花が咲き終わったあとに緩効性化成肥料を少量与えます。
花後の手入れ
株の消耗を防ぐために、花が終わったら花茎を根元から切り落とします。
病害虫
病気は特にありません。
害虫は春先から夏にかけてアブラムシとハダニが発生することがあります。
植え替え・株分け
花後、株元からランナー(ほふく茎)と呼ばれる細長い茎が伸びて節から根を下ろして子株ができます。
5年ほど経って生育が悪くなってきたら株分けも兼ねて植え替えしましょう。
ランナーから出た子株は切り離して植え付けます。
鉢植えの場合は、根が回ってきたら一回り大きい鉢に植え替えるか、株分けして同じ鉢に植えなおします。
アジュガの増えすぎは定期的な剪定で解決
生育旺盛で短期間に増え広がる植物です。
基本的に、一度植え付ければほとんど手入れの必要はありません。
ただし、植えっぱなしにしておくと
・他の植物が生えている場所に入り込む
・通路にまで広がる
などの増えすぎによる問題が発生することがあります。
これ以上、広がってほしくない場所は定期的にチェックしましょう。
広がりすぎたと思ったら、その都度、ランナーを切って整理します。
アジュガを育ててみた感想
アジュガの特徴と育て方、増えすぎを防ぐ方法について書きました。
常緑の葉と花が楽しめて、雑草対策にもなる植物と知って苗を購入。
丈夫で育てやすいのところがいいですね。
ただ、生育旺盛でどんどん増えていったのにはビックリです。
春に1株植えたら、秋には4~5株に増えていました。
このまま雑草が生えて困る場所に広がってくれたら草取りの手間がはぶけて助かります。
葉色が違う品種を植えてカラーリーフを楽しむのもよいかもしれません。
【追記】
数年間、植えっぱなしにしていたら増えすぎて収拾がつかない状態に。
他の植物を植え付けるため、いったん、撤去するはめになりました。
ほふく性の植物や地下茎で増える植物は、放っておくと増えすぎて大変なことになります。
私にとっては要注意なのかもしれません。
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