クンシランを日当たりが良い場所に置いたら葉が茶色く変色してしまう「葉焼け」を起こしてしまいました。
葉焼けの原因と対処法について調べたことをまとめました。
クンシランの葉が変色!葉焼けの原因
・葉が茶色や黒色に変色する
・葉が焼けたようになって枯れる
このような状態を「葉焼け」といいます。
主な原因は強い直射日光を浴びすぎてしまうこと。
クンシランに限らず観葉植物ではよく起こることだそうです。
・植物が光合成をして栄養分を作り出し成長するには太陽の光が欠かせない
・光合成に必要な光の量は植物によって違う
・クンシランは南アフリカ原産。森林の半日陰地に自生しているので弱い光でも光合成ができる
・葉に当たる光が強すぎると光合成で光を全て使い切ることができず葉焼けする
・一般に葉焼けを起こすのは日陰を好む植物に多い
クンシランが葉焼けした場合の対処方法
色が変わってしまった部分は元に戻りません。
葉全体が焼けてしまった場合は根元から取り除きます。
一部分が焼けた場合は緑色の部分を残してカットしましょう。
クンシランは葉の数が17~18枚を越すと花を付けるようになります。
葉焼けした葉を全部取ってしまうと次回の開花に影響がでてくる可能性があります。
葉焼け部分を切り取った葉が一番外側にくるまでは、そのままにしておくとよいでしょう。
葉が古くなって役目を終えたことによる自然現象なので心配ないそうです。
早い時期に取り除くと傷口から細菌が入る恐れがあります。
しなびてきて軽く引っ張って取れるようになるまでそのままにしておきましょう。
クンシランの葉焼けを防ぐ方法
葉焼けすると株が弱ってしまい、ひどくなると枯れてしまうこともあります。
季節ごとに適している場所で管理しましょう。
・4月~5月:室内の明るい日陰
・6月~10月:屋外の明るい日陰
・11月~1月:室内の明るい日陰
予防策として次の2つも大切です。
①徐々に明るい場所に移動させる
いきなり日光に当てると葉焼けを起こしてしまいます。
冬から春、季節の変わり目は特に注意が必要。
少しずつ明るい場所に慣らしていきましょう。
②夏の炎天下と西日に当てない
強い日差しや西日が当たる場所に置くことは避けましょう。
直射日光の当たる場所なら遮光ネットを使う方法もあります。
遮光率は50%前後のものを選ぶとよいでしょう。
ただし、風通しが悪くなる可能性があるので注意が必要です。
クンシランの栽培記録【2007~2009年】
※栽培しているところ:東北地方北部
家族が次々と買ってきて2007年には10鉢まで増えました。
とはいえ、私を含めて誰も育て方を知りません。
手入れといっても水やりをする程度で、ほとんど放置状態。
年ごとに花が咲かない鉢が増えていき2007年に開花したのは1鉢だけでした。
秋に葉焼け/2007年9月
春からずっと屋外の明るい日陰に置いていました。
秋になって日差しも弱まったからと日当たりに移動させたところ…。
たった数時間で葉焼けをおこしてしまいました。
茶色になってしまった葉は、元に戻りません。
泣く泣く、その部分は切り取りました
花を咲かせるために実践したこと/2008年
・春から秋までは戸外の明るい日陰に置く
・肥料をきちんと与える
鉢から根が出てきた株を2008年4月に植え替え。
10鉢中4鉢が開花。昨年より少し増えました。
それにしても同じ環境なのに花が咲くのと咲かないのがあるのが不思議。
株の大きさや葉の数も違いません。花が咲かなかった株のほうが葉の数も多いです。
開花状況/2009年
3鉢貰われていったので7鉢中4鉢の開花。
昨年に続いて咲いてくれた株がある反面、今年もダメだったのも…。
ただ、一番小さくて咲かないと思っていた株が始めて咲いてくれました♪
さいごに
クンシランが葉焼けを起こす原因と対処法、予防する方法について調べたことを書きました。
日差しが弱くなったと思っても、いきなり日光を当てると葉が茶色くなることもあります。
冬以外は明るい日陰で管理するのがよさそうです。