西洋オダマキの特徴と育て方/増えすぎを防ぐコツ【栽培記録】

西洋オダマキ

西洋オダマキは色や形がバラエティに富んだ花が特徴。

丈夫で育てやすく、こぼれダネからも自然に増えていきます。

特徴と育て方、増えすぎを防ぐコツ、栽培記録をまとめました。

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西洋オダマキの特徴

西洋オダマキ

西洋オダマキは、キンポウゲ科の多年草。

ヨーロッパや北米原産のオダマキから作られた園芸品種です。

【生育サイクル】
春に芽吹き、葉が展開
初夏に開花
冬は地上部が枯れて休眠

草丈:30~50cm
花色:白・ピンク・赤・オレンジ・黄・青・紫・茶・黒

花びらのように見えるのは萼(がく)で、本当の花は内側の筒状になった部分です。

萼(がく)の後ろ側には距(きょ)が角のように突き出ているのが特徴。

オダマキの仲間はたいへん交雑しやすいです。

近くに他のオダマキがあると元の株と同じ花が咲かないことがあります。

同じ花を楽しみたいときはタネとり用の親株は隔離しておきましょう。

西洋オダマキの育て方

西洋オダマキの葉

水はけと日当たりの良い場所を好みます。

ただし、夏の強い日差しは苦手です。

午前中は日が当たり、午後から日陰になるような場所が良いでしょう。

鉢植えの場合、夏は風通しの良い日陰で管理します。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと与えます。

夏は乾燥させると弱るので注意しましょう。

肥料

生育中は液体肥料を月2~3回与えます。

植え付け・植え替え

適期は2月中旬~3月、9月中旬~10月。

鉢植えの場合、根詰まりを起こしやすいので毎年植え替えを行います。

根鉢を崩さないようにして一回り大きな鉢に植え替えます。

太いゴボウ状の根を傷つけないように注意しましょう。

地植えの場合、植えっぱなしでかまいません。

花後の手入れ

西洋オダマキの種
咲き終わった花をそのままにしているとタネができます。

タネをとる目的がなければ、咲き終わった花をこまめに取ることで長く花を楽しめます。

こまめに花がら摘みができないときは、全体が咲き終わった時点で花茎を切り取りましょう。

根元の葉は切らずに残しておきます。

タネまきで株の更新

3~4年が経つと良い花が咲かなくなることがあります。

株の寿命が短いのでタネをまいて予備の株を作っておくと安心です。

西洋オダマキの種

タネまきの適期は4~6月と9~10月。発芽適温は20度です。

採取したタネをすぐに蒔かない場合は冷蔵庫で保管します。

ちなみに、発芽率が高く、こぼれダネでも育つので、すぐに蒔いてもかまいません。

タネができたら、花茎を切り取り、そのまま庭に蒔くと忘れた頃に芽を出します。

【開花するのは2年目】
株がある程度の大きさに育ち、寒さに当たらないと花芽ができません。

春にまいた場合は翌年の春、秋にまいた場合は翌々年の春に開花します。

西洋オダマキの栽培記録

※東北地方北部で栽培
春に芽吹いたオダマキ

地植えしたら庭のあちこちで花を咲かせるようになりました。

咲き終わった花を摘み取らないで放っておいたので、こぼれダネでどんどん増えたんですね。

植えっぱなしにしておくと、どんどん大きな株になります。

根は太くて丈夫なので、後で違う場所に変えたいと思うと掘り上げるのに手間がかかります。

植え付ける場所選びは大切ですね。

西洋オダマキ
ただ、粘土質の場所でも大きく育っているので水はけについてはあまり気にする必要がないのかもしれません。

夏場の直射日光が当たる場所でも枯れずに元気。

西洋オダマキの葉
日陰の庭では、ちょっとしたグランドカバーの替わりになっています。

増えすぎを防ぐコツ

増えすぎを防ぐために我が家で行っていること
・タネをつけないように終わった花は早めに摘み取る
・こぼれダネで発芽した苗は間引く&移植する

多年草で寒さに強く、こぼれダネでも育つ性質があります。

手間をかけずに自然と株が増えて、たくさんの花が楽しめるのは魅力的。

ただ、他の花壇にまで広がってしまうことがあるので増えすぎには注意が必要です。

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