ナデシコ(ダイアンサス)の特徴と育て方【育ててみた感想】

ナデシコの花

ナデシコは花びらの先がギザギザになっているのが特徴でカーネーションに似た花を咲かせます。

秋の七草のひとつとして昔から親しまれてきました。

特徴と育て方、育ててみた感想をまとめました。

スポンサーリンク

ナデシコの特徴

ナデシコの花

ナデシコは、ナデシコ科の多年草です。

別名:ダイアンサス
草丈:10~60cm
開花期:4~8月、四季咲き品種は11月まで
花色:赤、ピンク、白、黄、複色など

原産地は、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど。

日本ではカワラナデシコなど4種類が自生しています。

代表的な種類には、セキチク、タツタナデシコ、ヒメナデシコ、ヒゲナデシコなどがあります。

ちなみに、似た花を咲かせるカーネーションは同じナデシコ科ですが流通量が多いのでナデシコと分けて扱われています。

カーネーションを除いた総称としてナデシコと呼ぶことが一般的です。

ナデシコの育て方

ナデシコの花

春に出回る苗を購入して植え付けると簡単です。

日当たり、風通し、水はけの良い場所で育てましょう。

鉢植えの場合は市販の培養土を使うと便利です。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

植付け時に元肥として緩効性の肥料を用土に混ぜ込みます。

生育期に追肥として、固形肥料を月1回、液体肥料を週1回の目安で与えます。

四季咲き性の品種は肥料切れになると花付きが悪くなるので注意しましょう。

花がら摘み

花がらはこまめに摘み取ります。

咲き終わった花をそのままにしておくとタネを作ろうとして株が弱ってしまいます。

切り戻し

ナデシコの花
梅雨時~夏の高温多湿が苦手。

茎や葉が茂りすぎると株の内部が蒸れてしまいます。

梅雨に入る前の5月下旬~6月中旬に草丈の半分くらいまで切って風通しを良くしておきましょう。

どんどん枝葉が伸びてくるのでバッサリ切っても大丈夫です。

増やし方

ナデシコの花
挿し芽、株分け、タネまきで増やします。

ナデシコは株が古くなると枯れやすくなったり花つきが悪くなります。

数年に一度は挿し芽や株分けで増やしておくと安心です。

挿し芽

適期は、春と秋。
・新しく伸びた芽を5~10cmくらいの長さに切る
・下葉を2枚取る
・水に30分ほどつけて吸水させる
・湿らせた種まき用土に挿す
・半日陰に置く

2~3週間ほどで十分に根が張ってきたら、鉢や庭に植え付けます。

株分け

適期は、9~10月。
・芽が3つほどつくように手で株を分ける
・根を広げポットや鉢に植える
・根が張るまで日陰で管理する

タネまき

寒冷地では4~6月、暖地では9~10月。
・発芽適温は15~25℃
・タネをまいたら軽く土をかぶせる
・日陰に置く
・発芽するまでは水を切らさない
・発芽したら日当たりの良い場所に置く
・本葉が2~3枚になったら鉢や庭に植え付ける

ナデシコを育ててみた感想

ナデシコの花

寒冷地で地植えにして育てています。品種は分かりません。

病害虫に悩まされることはありません。

冬は雪に埋もれてしまいますが寒さで枯れることはありません。

基本的に手間が掛からず植えっぱなしでも花を咲かせてくれる丈夫で育てやすい植物です。

ただ、3年くらい経つと花つきが悪くなってきます。

定期的に挿し芽をして株を更新するようにしています。

関連記事
キキョウ(桔梗)の育て方!切り戻し時期と方法は?

タイトルとURLをコピーしました