アザレアはツツジの仲間のなかでも特に豪華な花を咲かせる冬の鉢花の定番。
花の少ない時期に咲き続けてくれるので人気があります。
開花鉢の冬の管理のしかたと剪定・植え替えなど育て方について調べたことをまとめました。
アザレアの特徴
アザレアはツツジ科の半耐寒性常緑低木です。
日本や中国のツツジがヨーロッパに伝わり、ベルギーやオランダで鉢植え向きに品種改良されました。
別名、オランダツツジ・西洋ツツジとも呼ばれています。
ツツジの仲間のなかでも特に豪華な花を咲かせるのが特徴。
花色:白・赤・ピンク・オレンジ・紫・複色
開花時期:4~5月
冬に花が咲いた状態で販売されますが、これは促成栽培といって温室で早く咲かせたものです。
アザレアの開花鉢 冬の手入れ・管理ポイント
暑さには強いですが、寒さにはやや弱いです。
冬場は室内の日当たりのよい場所で管理します(5℃以上)。
長く花を楽しむには、暖房が効いていない涼しい場所の方がよいでしょう。
乾燥した暖房の温風が当たるとツボミが落ちたり花が傷みます。
温風が当たらないように注意しましょう。
水やりは、鉢土の表面が乾いてから与えます。
開花時期に水が足りないと花がしぼみます。水切れしないように気をつけましょう。
ただし、水の与えすぎは根腐れの原因になります。乾いてから与えるのがポイントです。
肥料は、開花中は必要ありません。
アザレアの花後の手入れ
4月以降は屋外で管理します。日当たりと風通しのよい場所に置きましょう。
ただし、夏場の強い日ざしに当たると葉焼けを起こすことがあります。
7月下旬から9月上旬までは鉢植えを半日陰に移動させましょう。
秋になったら日当たりの良い場所に鉢植えをもどします。
11月下旬、寒さが本格的になる頃に室内に取り込みます。
肥料
4~9月の生育期は市販の固形肥料を月に1回与えましょう。
ただし、夏場に肥料は与えません。
害虫
初夏から秋に、葉の裏にグンバイムシが発生すると葉が白くなります。
オルトラン粒剤を根元に撒いておくとよいでしょう。
また、ハダニやハマキムシがつくこともあります。
定期的にスミチオンやマラソンなどを撒いて予防します。
植え替え
適期は、花が咲き終わった3月~4月。2年に1回を目安に行いましょう。
ツツジ科の植物なので酸性土を好みます。
鹿沼土やピートモスなどを混合した土を使います。
市販の専用土を使うと簡単です。
鉢は一回り大きな鉢を用意しましょう。
剪定
植え替えと一緒に行うとよいでしょう。
全体を丸く刈り込み、樹形を整えます。
適期は、花が終わってから6月までの間です。
7~8月に翌年の花芽ができます。
7月以降に剪定を行うと花芽まで切り落とす可能性が高くなります。
翌年も花を咲かせるためには夏以降に枝を切らないように注意が必要です。
さいごに
アザレアの特徴と育て方について書きました。
子供の卒業式にアザレアの鉢植えをもらいましたが手入れが分かりません。
そこで、育て方について調べてみたというわけです。
春まで花を楽しんだら、翌年も咲かせるために手入れをしてあげたいと思っています。