ユッカはインテリアとして室内に飾る観葉植物として人気がありますね。
開店祝い、引っ越しや新築祝いなどギフトとしてもオススメです。
今回は、植え替え、切り戻しなどユッカの育て方ポイントと日常管理、枯れる原因と対処法を紹介します。
ユッカの特徴
ユッカは北アメリカ~中央アメリカ原産、キジカクシ科の常緑性樹木です。
太い幹から葉が芽吹き、剣のような葉が上にピンと立ち上がっているのが特徴。
未来に向かって元気に力強く伸びていく若者にたとえられ、別名「青年の木」とも呼ばれます。
日本には明治時代に渡来しました。
庭園樹として利用されていますが、最近では観葉植物としても親しまれています。
オフィスや店舗にインテリアグリーンとして飾られることも多いです。
主な品種
観葉植物として最も多く流通している品種。
株元がゾウの足に似ていることが名前の由来です。
・乾燥に強い
・寒さに強い(0℃まで)
・耐陰性もあるので日陰にも置ける
エレファンティペスよりさらに乾燥に強く、耐寒性、耐暑性もあります。
アロエの葉に似ていることが名前の由来。
明治時代に渡来した品種で和名はセンジュランです。
明治時代に渡来した品種で、和名はアツバキミガヨラン。
庭園樹・庭木として植えられています。
ユッカの育て方
日当たりの良い場所で育てます。
・生育期の5~9月は屋外の日当たりの良い場所
・冬は明るい室内
・真夏は日差しが強すぎるので明るい日陰
日光不足になると葉が間延び(徒長)して貧弱な幹となってしまいます。
水やり
鉢土が乾いてきてからたっぷりと与えます。
ただし、冬の間は水やりを控えめにします。
鉢土表面が白っぽく乾いて3~4日してから与えましょう。
与えすぎは根腐れの原因になるので注意してください。
冬は空気が乾燥する季節です。
週に1~2回程度、日中の暖かい時間に霧吹き等で葉水を与え、湿度を保つようにします。
肥料
春~秋の生育期に2ヶ月に1回程度、緩効性化成肥料を与えます。
冬、寒さで根が活動していない期間は肥料を与える必要はありません。
害虫
ハダニやカイガラムシが発生することがあります。
植え替え
植え替えの目安は3~4年に1回。
適期は4月中旬から9月中旬です。
・鉢底のから根が出ている
・水を与えても土にしみ込んでいかない
このような状態になったら植え替えのタイミングです。
鉢土を1/4程度落とし、ひと回り大きな鉢に植えます。
用土は市販の観葉植物用培養土を使います。
切り戻し
ユッカの幹から伸びた芽が伸びすぎて樹形が乱れてきたら切り戻しをします。
芽の生えぎわから5~10cm上を切ってください。
切った茎を使って挿し木ができます。
切り戻しに適した時期は5月下旬から8月上旬です。
ユッカが枯れる原因と対処法
葉が垂れ下がってきたり、変色して枯れる原因として次のようなことが考えられます。
・日光不足
・葉焼け
・水のやりすぎ
・根詰まり
・冷暖房の風が直接当たって乾燥
・害虫
対処法
春から秋までは日当たりのよい場所で管理します。
ただし、夏場は直射日光に当たると葉焼けするので明るい日陰に移動させます。
水を与えすぎると根腐れを起こします。
特に冬場は乾燥気味に管理するのがポイント。土が乾いてから3~4日してから水やりします。
根詰まりを起こさないよう定期的に植え替えをしましょう。
冷暖房の風が直接当たると乾燥して葉が傷んでしまいます。風が当たらない場所に置きましょう。
ハダニは乾燥した環境で、カイガラムシは湿気の高い環境で発生しやすくなります。殺虫剤や殺ダニ剤で退治します。
ハダニ予防には霧吹きなどで葉を湿らせるのが効果的です。
さいごに
今回は、ユッカの育て方、枯れる原因と対処法について調べたことをまとめました。
ユッカといえば植物園で見かける大きく成長したもののイメージが大きいですね。
あとは、オフィスやお店などおしゃれなインテリアとして飾られている場合でしょうか。
観葉植物なので寒さには弱いのかなと思っていたら暑さ、寒さ、乾燥に強く、手入れもほとんど不要だとか。
-10℃まで寒さに耐えられる品種もあるそうですから寒冷地でも安心して育てられますね。
実は、購入しようと思って通販で探してみたら、欲しい品種は値段が高くてビックリしました。
生長スピードはゆっくりだそうですから、手ごろな値段の小さい鉢植えを買って長く楽しむというのがよいかもしれません。
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