家庭菜園を始めようと思ったら苗を購入する前に、まずは土作りから始めましょう。
今回は、初心者向けに家庭菜園の土作りの方法をまとめました。
家庭菜園の土作りの方法
石灰を入れる
堆肥・肥料を入れる
畝(うね)を作る
新しく家庭菜園をつくる場合は、まず雑草や石などを取り除いておいてください。
土を掘り起こす
土をスコップで30cm程度掘り起こし、地下部分となっていた土を地表に出します。
クワを使ってさらに土を耕し、大きな土の塊を細かく砕きます。
石灰を入れる
石灰は酸性土壌を弱酸性からアルカリ性に調整するために使います。
使用する時期は種まきや植え付けをする2~3週間前。
地表がうっすら白くなる程にまいて、すき込みましょう。
堆肥・肥料を入れる
石灰分が土になじむまでに少し時間がかかります。
石灰をまいてから1週間ほど経ってから堆肥をすき込みましょう。
堆肥は1平方メートル当たり2~3kgが目安。全体にまんべんなくまきます。
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その後、肥料をまいて、土としっかり混ぜましょう。
【肥料の種類】
◆元肥(もとごえ):植物を植える前に施す肥料のこと。固形タイプ。
◆追肥(ついひ):追加で与える肥料のこと。固形タイプと液体タイプがある。
石灰、堆肥、肥料を入れたら土作りはこれで完了です。
畝(うね)を作る
畝とは土を盛り上げて作る部分のこと。野菜を育てる場所です。
※畝を作ることを「畝立て」といいます。
【メリット】
・野菜の根が伸びやすい
・水はけがよくなる
畝の向きは東西方向に細長くつくるのが一般的です。
畝の高さや幅はつくる野菜や菜園の環境に合わせて決めていきます。
高さ:水はけのよい土壌は5~10cm。水はけの悪い土壌は20~30cm。
幅:育てる野菜によって必要な畝幅が異なります。
家庭菜園の土作りが楽になる耕運機
スコップやクワは土作りをするうえで欠かせない道具です。
ただ、手作業になるので面積が広いと重労働。腰痛がある人なら大変ですよね。
作業を楽にするには耕運機を使うという手もあります。
軽量で操作も簡単、女性にも無理なく使える家庭用耕運機が増えています。
家庭菜園の広さに合わせて選びましょう。
さいごに
土を掘り起こす
石灰を入れる(植え付け2~3週間前)
堆肥・肥料を入れる(石灰をまいてから1週間後)
畝を作る
石灰・堆肥・肥料が大切なことは知っているけれど、入れる時期が分かりません。
というわけで、今回、家庭菜園の土作り方法について調べたことをまとめました。
面倒くさがらずに土作りの基本を守り、美味しい野菜を育てたいですね。