鉢植えの梅の花が咲き終わった後、放っておいたら枝が長く伸びて見た目が悪くなってしまいました。
翌年も花を楽しむには何をしたらよいのでしょうか?
花後の手入れ方法について調べたことをまとめました。
花梅とは/基本情報
梅は、中国原産、バラ科の落葉性高木です。
樹高:5~10m
開花期:1~3月
花色:白、ピンク、赤、複色
耐寒性/耐暑性:強い
一口に「梅」といっても、実の収穫が目的の「実梅」と花の観賞が目的の「花梅」に分けられます。
さらに、花梅は性質により「野梅系」「緋梅系」「豊後系」などに分類されます。
鉢植えの花梅の育て方・手入れ
鉢は、日当たりや風通しの良い戸外に置きます。
ただし、強い直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので夏場は日陰に移動させましょう。
寒さには強いので冬の間は戸外に出したままで問題ありません。
水やり
土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えます。
夏に水を枯らすとツボミが落ちる原因になるので注意しましょう。
肥料
咲き終わった後にお礼肥として有機肥料を与えます。
鉢植えの花梅を翌年も咲かせるための手入れ
・花がら摘み
・剪定
・植え替え
花が咲き終わった後、放っておくと枝が伸びすぎて樹形が悪くなってしまいます。
また、長く伸びた枝には花芽があまり付きません。
花がら摘み
咲き終わった花(花がら)は摘み取っておきましょう。
こまめに摘むことにより、翌年花が咲きやすくなり病気にもかかりにくくなります。
剪定
2~3月頃の花が終わった後と9月頃の2回に分けて行うとよいでしょう。
春の剪定は、枝のつけ根から2~3芽を残し、その上で切り落とします。
9月は、極端に伸びすぎた枝や傷んでいる枝、花芽が付いていない枝を切り落とす程度に留めます。
植え替え
2~3年に1回が目安。
花後の剪定が終わったら市販の培養土で一回り大きな鉢に植え替えます。
同じ鉢に植える場合は、根の塊を2割ほど落としてから植えましょう。
・鉢から取り出し、全体の3分の2くらいの土を落とす
・傷んだ根や太い根を切り落とし、細めの根を残す
・鉢に植え付け、水やりをする
鉢植えの花梅を育ててみた感想
我が家では花梅の鉢植えが2つあります。
花がきれいだからと家族が買ってきたものの、咲き終わってからは水やり以外は何もせず。
長い間、ほったらかしにしていました。
その後、一念発起して剪定と植え替えをしてみたら、翌年、わずかですが花が咲いてくれました。
それに気を良くして、きちんと手入れをしたところ、次の年には、さらにたくさんのツボミをつけてくれました。
というわけで、備忘録として鉢植えの花梅の育て方について調べたことを書いてみました。
※梅と同じように桃も食用と観賞用の種類に分かれています。
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