マーガレットは白く細長い花びらと黄色い芯を持つ花が印象的な植物です。
特徴と育て方、枯れる原因についてまとめました。
マーガレットの特徴
マーガレットは、カナリア諸島原産、キク科の常緑多年草です。
草丈:30~100cm
開花期:11~5月
一般的な白の一重咲きのほかにもたくさんの園芸品種が作られています。
花色では、黄色、ピンク、赤、オレンジなど、咲き方では、八重咲き、ポンポン咲き、丁子咲きなどがあります。
マーガレットの育て方
苗を購入して植え付けるのが一般的です。
日当たりの良い場所で育てましょう。
ただし、強い日差しは苦手なので夏場は直射日光が当たらない場所に移動させます。
地植えの場合は、強い日差しを避けるため夏場は寒冷紗などで日よけをつくるとよいでしょう。
高温多湿と酒さに弱いので寒冷地では鉢植えの方が管理しやすいかもしれません。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
過湿になると根腐れするので、やや乾燥気味にしましょう。
地植えの場合は特に必要ありません。
花がら摘み
花を咲かせ続けるために、咲き終わった花は早めに花茎ごと摘み取りましょう。
そのままにしておくとタネを作るために栄養を使うので、花が少なくなってしまいます。
肥料
春と秋に緩効性肥料を与えます。
11月から4月は液肥を1~2週間に1~2回程度与えます。
植え替え
適期は3~6月と9~10月。
鉢植えの場合は1年に1回、地植えの場合は2~3年に1回の目安で植え替えます。
基本的に根鉢は崩しませんが、根詰まりしている場合は半分くらい根鉢をくずしましょう。
黒ずんだ根は腐っているので切り取ります。
増やし方
挿し芽で増やします。適期は5月と9月。
・先端から7~10cmの長さで切り取る
・水を張ったコップに入れて2時間位水あげをする
・土に挿す
半日陰に置くと10日ほどで根が出るので鉢に植え付けます。
切り戻し
花がひととおり咲き終わった頃に切り戻しをします。
切り戻しをしないとどんどん茎が伸びてしまい、大きくなりすぎます。
草丈が半分ほどになるように切りましょう。ただし、葉や脇芽は残すように気をつけます。
高温多湿を嫌う植物です。
梅雨前に切り戻すことで蒸れや過湿を防ぐこともできます。
夏場は雨が当たらない風通しの良い涼しい場所で管理します。
冬越し
耐寒温度の目安は0℃です。
関東地方以西では霜に当てなければ屋外でも冬越しが可能。
鉢植えは霜が降りない軒下などに移動して管理します。
地植えは土の表面をワラなどでマルチングして寒さ対策をするとよいでしょう。
寒冷地では鉢植えを室内に取り込み日当たりのよい場所で管理します。
マーガレットが枯れる原因
切り過ぎると光合成ができずに枯れることがあります。
すべての葉を落としてしまわないように、各枝に元気な葉が残るように切り戻しをしましょう。
また、長く育てていると「木質化」といって枝が木のように固くなることがあります。
そのまま放っておくと木質化した枝が伸びて先にしか花が咲きません。
葉が付いていない木質化した部分から切ると枯れる可能性が高くなります。
新芽が生えているのを確認したらその上で切り戻しをします。
ちなみに、葉が茶色に枯れる場合は次のようなことが原因として考えられます。
・風通しが悪く、日光が当たらない
・冬の寒さでダメージを受けた
・木質化した株は下葉が枯れやすい
さいごに
マーガレットの特徴と育て方、枯れる原因について書きました。
寒冷地ですが地植えで植えっぱなしにしていたことがあります。
数年後には大きくなりすぎて枝先に花が少ししか咲かない状態に。
思い切ってバッサリ切ったら枯らしてしまいました。
たくさんの花を楽しむためには適切な切り戻しが欠かせませんね。
※マーガレットに似た花を咲かせます
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