アマリリスは初夏に美しい大輪の花を咲かせる球根植物です。
太い花茎に大輪の花を咲かせるので、一鉢あるだけで部屋が華やかになりますよ。
アマリリスの植え替えや花後の管理など育て方のポイントを紹介します。
アマリリスの特徴
アマリリスはヒガンバナ科の球根植物です。
原産地は南米で、約80の原種があるといわれています。
花期は5~6月。
花の大きさは直径10~20cm。
花壇や鉢植えで栽培されるほか、切り花として利用されます。
アマリリスの育て方
球根の植え付け適期は4月頃です。
日当たり、風通し、水はけのよい場所を好みます。
熱帯原産の植物なので霜が降りる心配がなくなってから植え付けましょう。
庭に植え付ける場合は八重桜の花が咲く頃が適期になります。
球根の頭(球根の4分の1程度)が出るくらいに浅く植えるのがポイントです。
鉢植えの場合は、水はけのよい土に球根の頭が出るくらいの浅植えにします。
用土は市販の培養土を使うと便利です。
花が咲くと花の重みで倒れやすくなります。陶器製や駄温鉢などのどっしりとした鉢を使うとよいでしょう。
開花後は涼しい場所に置くと、花が長もちします。
水やり
植えつけ時に水やりしたあとは、葉またはツボミが伸び始めるまで控えめにします。
その後は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
この時、球根に水がかからないように注意してください。
水がかかると腐敗する場合があります。
秋に葉が黄色くなって枯れてきたら水やりは控えめにし冬は完全に乾かします。
庭植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。
肥料
生育中は肥料をたくさん必要とします。
4~5月、7~9月には10日に1回くらいの割合で液体肥料か、月に1度緩効性肥料を与えましょう。
アマリリスの花後の管理と植え替え時期
咲き終わったら、花茎は根元から切り取ります。
花後は戸外の日当たりの良い場所で管理します。
葉を育てる事で球根がしっかり育ち次の花芽の準備になるので葉を大事に育てましょう。
アマリリスは気温が8℃を下回る頃になると葉を落として休眠期に入ります。
鉢植えの場合は、葉が枯れたら、そのまま水やりを控えて冬越しさせます。
春になったら植え替えを行いましょう。
庭植えの場合は、霜に当たると球根が弱ってしまいます。
葉が枯れたら球根を掘り出して春まで保存します。
株分けは2~3年に1度行います。
植え替えや球根を掘り起こした時に、子球根と親球根を分けて、それぞれを植え付けます。
さいごに
今回はアマリリスの特徴と育て方について調べたことをまとめました。
丈夫で乾燥にも比較的強く、寒さに気をつければそれほど手をかけなくてもよいそうです。
春に植えて初夏に開花するのであれば、寒冷地でも問題なく育てられそうですね。
アマリリスは上手く栽培できればひとつの球根を20年以上楽しむことが可能だという話をききました。
実は、球根の値段がちょっと高いので購入を迷っていたのですが。
そんなに長く楽しむことができるなら、育ててみるのもよいかなと思っています。
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