ホタルブクロ(蛍袋)は下向きに咲く釣り鐘状の花の形が特徴的な植物です。
日本に自生しているだけあって丈夫で育てるのに手間がかかりません。
特徴と育て方、育ててみた感想をまとめました。
ホタルブクロの特徴
ホタルブクロは、日本・東アジア原産、キキョウ科の多年草。
山野や草原、道端などに自生しています。
名前は、花の中にホタルを入れて遊んだことが由来となっています。
別名、チョウチンバナ(提灯花)とも呼ばれます。
草丈:40~80cm
花色:白、濃赤紫、紫
【生育サイクル】
落葉性の多年草です。
春に芽を出し、6~7月になると長く伸びた茎にたくさんの釣り鐘状の花を咲かせます。
冬になると地上部は枯れてしまい地中の根の状態で冬を越します。
ホタルブクロの育て方
日当たりと水はけのよい場所で育てます。
半日陰でも育ちますが日当たりに比べると花つきが悪く花茎も倒れやすくなります。
ただし、夏場は直射日光が当たらない明るい日陰に移動させるか日除けをしてあげましょう。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。
ただし休眠期の冬は水やりの回数は減らしましょう。
地植えは、特に水やりの必要はありません。
肥料
4~5月の生育期に液体肥料を月に2~3回与えます。
8~9月にゆっくりと効く緩効性化成肥料を株元に施します。
花後の手入れ
花が咲き終わったら花茎を元から切り取ります。
花の咲いた茎は枯れてしまうので、周りに出来た新しい芽を育てます。
増やし方
タネまき、さし芽、株分けなどで増やします。
一番簡単なのは株分けで増やす方法です。
親株から横に這うように地下茎を伸ばして増えていきます。
伸びた茎を葉と根が付いている状態で切り離して植え付けます。
害虫
アブラムシやヨトウムシなどが発生します。
特にヨトウムシは好んでホタルブクロの葉やツボミを食害するので注意しましょう。
ホタルブクロを育ててみた感想
地植えで育てています。
夏場も直射日光が当たる場所ですが問題なく夏越しできているのは、寒冷地だからかもしれません。
植えっぱなしですが毎年よく咲いてくれるので重宝しています。
ただ、繁殖力が旺盛で増え過ぎて困ることも!
うっかりすると他の植物が負けてしまうことがあります。
株分けして別の場所に植え付けたほうがよいかもしれません。