ちょっと庭に出ただけでも蚊に刺されるので困っています。
蚊除け対策として、蚊が嫌がる成分を含む植物(特にハーブ類)を育てる方法があるそうです。
我が家で育てているハーブについて書いてみました。
庭仕事中に蚊に刺されることが増えた
9月に入ってからも、なぜか蚊に刺され続けています。
調べてみると、蚊が最も活発に活動するのは25~30度程度の温度だということが分かりました。
気温が30℃を超えると動きが鈍くなるのだそうです。
蚊に刺される季節といえば夏というイメージがありましたが…。
暑い夏より秋の方が蚊に刺されやすいということになりますね。
一般的な対策として、まずは虫除けスプレー。
それに加えて、服装にも気をつけたほうがよいそうです。
庭仕事をするときは、肌の露出を抑えるために長袖や長ズボンにしたほうがよいでしょう。
蚊は黒など濃い色を好む傾向があるので、白・黄色・ベージュなどの淡い色がおススメ。
また、蚊は雨が上がった後に活発になります。
雨の間は血を吸うことができず空腹なので、庭に出るときは特に注意が必要です。
我が家で育てている蚊が嫌いな5つの植物(ハーブ)
ハーブとは、香りが良く人間にとって有用だとされる植物の総称。
昔から虫除けとして利用されてきたそうです。
蚊、ハエ … シネオール、シトロネラール
蛾(ガ) … メントール、カンファー
アリ、カメムシ… メントール
ゴキブリ … メントール、チモールなど
ダニ、ノミ … メントール、シネオール、カンファー
シネオールやシトロネラールを含むハーブを育てることで蚊が近寄ってくるのを防ぐ効果が期待できるというわけです。
【植物で虫除けをするメリット】
・天然成分なので体に優しく安全
・香りや花も楽しめる
・料理や入浴剤などさまざまな用途に使える
【植物で虫除けをするデメリット】
・殺虫効果はない(虫を寄せ付けないだけ)
・虫除けの薬剤(殺虫剤)ほど高い効果はない
・枯らさないよう手入れが必要
我が家で実際に育てているのは、ラベンダー、タンジー、ヘンルーダ、ローズマリー、ミントの5つ。
寒冷地に住んでいるので寒さに強く冬越ししやすい植物を選んでいます。
ラベンダー
香りと花を楽しむために植え付けました。
虫除け効果もあると知ったのはずいぶんと後のことです。
リナロールという成分を含むことから、蚊・ハエ・蛾・ダニ・ノミなどの虫除け効果があるとされています。
タンジー
独特の強い香りを持ちアリやハエなどを寄せ付けない効果が期待できます。
初夏から秋にかけて咲く黄色の花はドライフラワーにもなります。
暑さ寒さに強く植えっぱなしにできますが増えすぎて困ることもあります。
関連記事
アリが嫌いな植物というのは本当?【タンジーの栽培記録】
ヘンルーダ
別名「ルー」「猫よらず」と呼ばれることもあるハーブ。
「シネオール」という成分を含むので、蚊やハエなどの虫除け効果も期待できます。
関連記事
ネコよらず(ヘンルーダ)の特徴と育て方!【栽培記録】
ローズマリー
肉料理でよく使われるハーブです。
カンファ―(樟脳/しょうのう)と呼ばれる成分が含まれおり、蚊・ハエ・ダニ・ノミ除けの効果があるといわれています。
衣類の防虫剤としても活用できます。
関連記事
ローズマリーの特徴と育て方
ミント類
スペアミントやペパーミントなどスッキリとした香りが特徴。
この香り成分である「メントール」が虫除け効果を発揮し、蚊やアリ、ダニなどの虫除けに効果があるといわれています。
生育旺盛で地植えにするとどんどん増え広がっていくので鉢植えにしたほうが管理が楽です。
玄関やベランダ、キッチン周りに置くとよいでしょう。
さいごに
我が家で育てている蚊除けになるハーブについて書きました。
ラベンダーは花と香りを楽しむため。
ローズマリーはグランドカバー。
猫除けのヘンルーダ、アリ除けのタンジー。
最初の目的は違ったものの、結果として蚊が近寄ってくるのを防ぐ効果もあったのでしょう。
「明らかな効果を実感」とまではいきませんが「なんとなく虫が減ったような気がする」という感じでした。
しかし、株の老化で枯れてしまったり、はびこりすぎて撤去してしまったり。
蚊に刺されることが増えたのは、現在の我が家の庭からハーブがなくなったせいかもしれません。
というわけで、秋から新たにローズマリーとラベンダーを育てることにしました。
来年、苗が大きく育てば蚊に刺されることが減ってくれることを期待しています。