コスモスは秋に花を咲かせる代表的な植物のひとつ。
特徴と育て方、草丈を低くして花を咲かせる方法について調べたことをまとめました。
コスモスの特徴
コスモスはメキシコ原産、キク科の一年草。
草丈:50~120cm程度
開花期:6~11月
花色:ピンク系、赤、白、薄黄色など
別名、アキザクラ(秋桜)とも呼ばれます。
昼間の時間が短くなり始めると開花する短日植物です。
コスモスの仲間としては
・暑さに強いのが特徴のキバナコスモス(一年草)
・チョコレートのような花の色と香りが特徴のチョコレートコスモス(多年草)
がよく知られています。
コスモスの育て方
種をまくか、ポット苗を購入して育てます。
日当たりと水はけのよい場所で管理しましょう。
種まきの適期は4月~9月中旬。
発芽温度は15℃以上。種をまいてから2~3ヶ月で開花します。
咲かせたい時期から逆算して種まきをする時期を決めるとよいでしょう。
6~7月 ⇒ 秋に開花
植え付け
直根性といって、根が枝分かれすることなくまっすぐに伸びていく性質があります。
ポットから取り出すときに根が傷つきやすいので注意が必要。
根についた土を崩さないように取り出したら、そのまま植え付けましょう。
苗の間隔は20~30cmほどあけます。
水やり
地植えの場合、必要はありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
肥料
痩せた土地を好むので肥料は控えめにします。
植え付ける際に土の中にあらかじめ肥料を少量混ぜておけば、その後の追肥は必要ありません。
コスモスの草丈を低くして花を咲かせる方法
草丈が高くなると倒れやすくなるため50cm程度に成長したら支柱を立てます。
支柱立てをしたくない場合は「摘芯」「種まき時期を遅くする」で草丈を抑えることができます。
摘芯を繰り返す
摘芯とは葉の先端にある芽を摘み取ること。ピンチともよばれます。
本葉が6枚~8枚ついたころに一番上の芽を摘み取りましょう。
秋咲きの品種なら夏の間に何度か摘芯をすることで脇芽が育ち、花の数も多くなります。
ただし、花芽がつく時期が近づいたら摘芯をするのはやめます。
夏咲き品種は7月頃、秋咲き品種は9月頃が終わらせる目安の時期です。
種まき時期を遅くする
コスモスは短日植物。日の長さが短くなると草丈が低くても花を咲かせます。
8月下旬から9月上旬くらいの遅い時期に種をまくと秋には花を楽しむことができます。
ミニ咲きコスモス栽培記録2022
※栽培地域:東北地方北部
【ミニ咲きコスモス】
発芽適温:15~25℃
生育適温:15~25℃
開花まで約75日
種の大きさ1cm弱
8月16日に種まき。最高気温は25~28℃。3日後に発芽。
9月12日。ポット苗に種まきしたもの。草丈10cmほど。
10月5日。草丈40cmほど。咲き始める。
※10月に入って急に寒くなり最高気温20℃以下の日が続く。
10月21日。そろそろ咲き終わり。
さいごに
以前、苗から育てたときは草丈が高くなり強風で倒れてしまいました。
支柱を立てるのが面倒で放っておいたのが原因です。
というわけで、草丈を低くして花を咲かせる方法について調べたことを書いてみました。
夜の時間が長くなることで花を咲かせる性質を持っています。
なので、夜中、街灯の光などが当たる場所では花を咲かせてくれません。
花が咲かないと困っている方は、植える場所を見直してみましょう。
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