アオキ(青木)の特徴と育て方【栽培記録】

実をつけたアオキ

アオキ(青木)は光沢のある大きな葉が美しく日陰でも育つ丈夫な庭木です。

特徴と育て方について調べたことをまとめました。栽培記録も書いています。

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アオキの特徴

春のアオキ

アオキは日本原産のミズキ科の常緑低木。

樹高:1.2~3m
開花期:3~5月

花は小さくて目立ちません。
冬から春にかけて赤い実が楽しめます。

暑さにも寒さにも強く、マイナス18℃程度まで耐えることができます。

基本種の葉色は深緑色ですが斑入りの品種や葉の形が異なる品種もあります。

アオキの育て方

アオキの葉

日陰、あるいは午前中だけ日が当たるような半日陰の場所が適しています。

日当たりの良い場所でも育ちますが、葉焼けを起こすことがあるので気をつけましょう。

植えつけ、植え替えともに、新芽が伸びる前の3~4月、もしくは涼しくなる9~11月が適しています。

肥料は特に必要ありません。

害虫はあまり心配いりません。

風通しが悪いと葉が黒くなる病気が発生することがあります。

見つけたら他の葉に移る前に切り取りましょう。

種まき、挿し木で増やすことができます。

【種まき】
・春先に赤く熟した果実を採取
・果肉を取り除いて種を水洗い
・蒔いたら種の大きさの2倍ほどの厚さに土をかぶせる
・土を乾かさないように管理すると秋に発芽する

【挿し木】
・枝を長さ10cmほどに切り取る
・葉が大きいので過度の蒸散を避けるために半分ぐらいの大きさに切る
・30分ほど水揚げをする
・赤玉土小粒や挿し木用土を入れた鉢などに挿す
・たっぷりと水やりして日陰に置く
・根が出たら鉢に植え付け

アオキ
剪定の適期は5~6月。

自然に樹形が整うので、枯れ枝、不要な枝、伸びすぎた枝を切り取る程度で十分です。

枝は付け根から切り取るのがポイント。

夏以降に枝を切ると花芽を切ってしまい赤い実が楽しめない可能性もあるので注意しましょう。

アオキの栽培記録

※育てているところ:東北地方北部
※一日中、直射日光が当たらない明るい日陰に地植え
アオキ
常緑なので春の開花と赤い実がついている時期を除き、一年中ほとんど同じ姿です。

アオキの実
※4月3日。実が色付き始める。

真っ赤に色付いたアオキの実
※4月12日。真っ赤に色付く。

アオキのツボミ
アオキの花
※5月1日。花が咲く。

アオキの花と赤い実
※5月3日。花と実。

アオキの実
※10月下旬。今年咲いた花の実が色付くのは来年の春。

寒さに強いので冬場の防寒対策も必要なし。

病害虫の被害もなし。

丈夫で手間がかからない庭木です。

ただし、放っておくと伸びた枝が隣の木とぶつかるので剪定は毎年しています。

樹高を維持するための剪定

※2022年5月25日の剪定の様子。
花後のアオキ
花が咲き終わった枝。

剪定前のアオキ
花が咲き終わるころ、一気に枝が伸び葉が茂ってきます。

アオキの枝ぶり
下からみると混みあっているのがわかります。古い葉は黄色になって落ちます。

アオキの徒長枝
切り取った徒長枝。新しい枝が何本も出ています。
放っておくと風通しが悪くなるので混みあった枝を切ります。

剪定後のアオキ
※剪定後

アオキの実
一時期、実が付かない時期があり不思議に思っていました。

夏に剪定したことが原因だと分かったのは数年後のことです。

ちなみに、弱めに剪定をしたときは、ひとまわり木が大きくなりました。

手入れを楽にするため低めの樹高を維持したいと考えています。

切り取ったアオキの枝
数年に1回くらいはバッサリと強めに枝を切り落としたほうがよいのかもしれません。

挿し木で増やす

鉢植えのアオキ
※挿し木して2年目

鉢植えのアオキ
※挿し木して4年目

丈夫な庭木ですが予備の株があると安心できます。
花が咲くまで4年ほどかかりました。

さいごに

アオキの花

アオキの特徴、育て方、栽培記録を書きました。

斑入りなので庭が明るい雰囲気になるのが良いですね♪

アオキの斑入り葉
時々、こんな葉が出てきます。

府が入っていないアオキの葉
斑が入っていない葉が出てくることもあります。

本当は、このような葉が出てきたら取ってしまったほうがよいのでしょう。

でも、面白いのでそのままにしておくことが多いです。

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