タチアオイ(ホリホック)の特徴と育て方

タチアオイの花

タチアオイはまっすぐに伸びた長い茎に花を穂状に咲かせる姿が印象的な植物です。

特徴と育て方、実際に育ててみた感想をまとめました。

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タチアオイの特徴

タチアオイの赤い花

タチアオイは、中国~シリア原産、アオイ科の植物です。

和名:タチアオイ(立葵)
英名:ホリホック(hollyhock)
別名:ツユアオイ(梅雨葵)

一年草、二年草、多年草があり、生育期間はそれぞれ異なります。

花色は、赤系、赤紫、ピンク、黄色、白などバリエーション豊富。

一重咲きと八重咲きの品種があり、花径が5cm以上になるものや小ぶりなサイズまで多くの種類があります。

一般に草丈は約1.5~2mに成長しますが、それほど大きくならない矮性タイプもあります。

タチアオイの育て方

タチアオイの花

日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。

土質は特に選びません。

鉢植えにする場合は、市販の培養土を使うと簡単です。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土が乾いたら、たっぷりと与えます。

肥料

植え付けるときに元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んおきます。

順調に育っていれば追肥は与えなくても大丈夫です。

花がら摘み

タチアオイの花
花は下から順に咲き始め2ヶ月近く咲き続けます。

咲き終わった花(花がら)はこまめに摘み取ると病気の予防になります。

すべての花が終わった花茎は、株元近くまで茎を切り戻すと新芽が出てきます。

環境があえば、再び花を咲かせることもあります。

増やし方

タネや株分けで増やします。

生育旺盛なので、こぼれダネから増えることもあります。

ちなみに、多年草タイプも、それほど寿命が長くありません。

株で冬越しさせるよりもタネで更新していくほうが扱いやすいでしょう。

害虫

ハマキムシやアワノメイガなど害虫による食害が発生します。

定期的に薬剤を散布して予防するとよいでしょう。

さいごに/タチアオイを育ててみた感想

我が家のタチアオイ

4月にタチアオイの苗をもらったので特徴と育て方について調べてみました。

品種名:スプリングセレブリティー
花色:赤紫・桃・黄を1株ずつ
草丈:約80cm

フリル咲き、開花時期は6~8月。

草丈が高くならないタイプなので強風で倒れる心配はなさそうです。

鉢植えにするつもりでしたが、株間は50~60cm必要ということで庭に植え付けました。

7月10日。開花。
東北地方は梅雨明けしていないのに30℃を越える暑さが続き、人間は夏バテ気味。

そんな暑さの中でもタチアオイは元気です。

【追記】
7月下旬、強風で倒れた波トタンのヘイを修理するため別の場所に植え替えました。

移植に弱いときいていたので心配だったのですが…。

植え替え数日後、花と葉が枯れてしまいました。

しかし、8月中旬、新しい芽が出てきて株が生きていたことが分かって、ひと安心。

【感想】
丈夫で育てやすく手間がかかりません。

苗を植え付けてしまえば、放っておいても花が咲いてくれるのが嬉しいですね。

反省点は、移植したこと。

ヘイが倒れるという予想外の出来事が原因とはいえ、花が枯れてしまったのは残念でした。

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