ガーデニングを始めてから、時々、植物の茎が株元から切られるという被害にあうようになりました。
調べてみると、どうやら犯人はネキリムシという害虫らしいです。
ネキリムシの正体と予防・対策・駆除方法、我が家の被害状況をまとめました。
茎を切る害虫、ネキリムシとは
写真はネキリムシの被害にあったタイツリソウです。
一番最初に被害に気が付いたのは花壇の草取りをしていたとき。
タイツリソウの根元に近い部分の茎が切断されるいるのを発見したときでした。
カマで刈り取ったように茎がきれいにスッパリと切られています。
最初は、どうして、そんな事が起きたのか全く見当がつきませんでした。
でも、考えてみたら虫しか犯人はいないですよね。
ということで、植物の根元からかみ切ってしまう害虫を検索したところ、「ネキリムシ」の仕業ではないかという結論に至りました。
関連記事
ハート形の花が可愛い!ケマンソウ(タイツリソウ)の育て方!
ネキリムシは蛾の幼虫
ネキリムシというのは、特定の虫の名前ではありません。
カブラヤガやタマナヤガなど茎を食害するヤガ(野蛾)の幼虫の総称だそうです。
ネキリムシによる被害の特徴は、野菜の苗や花壇の草花などが株の地ぎわ部分から噛み切られるということ。
検索してみると、家庭菜園や畑の野菜が被害にあったという画像・写真がたくさん見つかりました。
小さなうちは葉や茎をかじる程度です。
しかし、大きく成長した幼虫は根元に近い部分の茎を噛み切ってしまうので被害にあった植物は枯れてしまうのだそうです。
茎を切る害虫の予防・対策・駆除
卵を産み付けられないようにすることが一番の予防対策になります。
野菜や草花の苗を植え付けたら寒冷紗や防虫ネットを掛けましょう。
成虫は雑草にも卵を産み付けるので苗の周辺を除草しておくことも大事です。
また、筒状のもので苗を囲うことでも被害を減らすことができます。
ペットボトルの上下を切ったものやトイレットペーパーの芯などを地面に数cm差し込んで囲います。
駆除
●手動
ネキリムシは昼間は土の中に潜んで夜間に活動します。
被害にあった植物のまわりの土中に隠れていて数cm程度掘り返すだけで簡単に見つけることができます。
見つけ次第補殺します。
●薬剤の使用
ネキリムシに有効な薬剤には「ネキリベイト」「ダイアジノン粒剤」「オルトラン粒剤」などがあります。
さいごに
今回は、ネキリムシの正体と予防・対策・駆除方法について調べたことをまとめました。
ちなみに、タイツリソウが被害にあってから数日後、今度はエダマメがかみ切られていました。
調べたとおりに、エダマメのまわりを少し掘ってみたところ、ネキリムシを一匹発見。
掘り起こして様子を見ていると、やはり明るいところは苦手なのか、すぐに土の中に潜ろうとしたので補殺しました。
タイツリソウのまわりも調べてみましたが、こちらは被害にあってから数日経っていたせいなのでしょう。
見つけることはできませんでした。
かみ切られている茎を発見したら、早目に探さないと他の場所に移動してしまうのかもしれません。
幸いなことに、茎を切られてしまった植物が、必ず枯れるというわけではありません。
菊の苗が被害にあったとき、葉が1枚残っていたのですが、その後、新芽が出てきて生き延びてくれました。
関連記事
アメリカシロヒトリが発生!駆除方法はどうする?
ナメクジの駆除方法
※そのほかに被害にあった植物
↓
グラジオラスの育て方と栽培記録