我が家では花壇に植えているスプレー菊にアブラムシがつくので薬剤散布は欠かせません。
ところが近くにニラを植え付けた年はアブラムシがつきませんでした。
ニラには虫よけやコンパニオンプランツの効果があるようなので調べたことをまとめてみました。
コンパニオンプランツとは
簡単にいえば、一緒に植えるとよい影響を与え合う植物同士のことです。
「共生植物」ともいいます。
植物には、それぞれ集まりやすい特定の虫があり、出やすい病気があります。
一般には、病気や害虫の被害を予防・対策するために薬剤を使います。
しかし、よい影響を与え合う種類の違う植物を一緒に栽培することで病害虫を抑える効果が期待できるといわれています。
マリーゴールドなどコンパニオンプランツと呼ばれる植物はたくさんあります。
相性を確認して植え付けましょう。
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ニラと相性のよいもの・悪いもの
相性がよい:ナス、トマト、キュウリ、スイカ、メロン、カボチャなど
※病気を予防したり、アブラムシなどの害虫を防ぐ効果を発揮する。
相性がわるい:大根、レタスなど
※生育が悪くなる。
ニラの防虫効果があった植物は「菊」?
我が家の場合、菊に対して防虫効果があったかもしれません。
備忘録として2012年の状況を書いておきます。
・虫除けの効果を期待してニラのそばに植え付ける。
・春から初夏の間はアブラムシがつかないように定期的に殺虫剤を使用。
・7~8月は猛暑続きで薬かけをさぼる。
・9月、スプレー菊の花が咲き始める。この時にアブラムシがついていないことに気付く。
正直いって、あまり期待していなかっただけに予想外の防虫効果にビックリです。
菊にアブラムシがつかなかったのはニラのおかげと考えてよいでしょうか?
ニラは臭いが特徴的ですが、その臭いが役立ってくれているのかもしれません。
薬剤を使用しなくてもよいということは、庭仕事の作業がひとつ減ることになります。
しかも、薬剤にかかる費用が減るというメリットもあるので嬉しいです。
ニラは栄養満点で食べてよし。
しかも、育てやすく花もきれいで楽しめるというスグレモノの野菜だと改めて見直しました。
家庭菜園だけでなく花壇にも欠かせない存在となりそうです。
ちなみに、コンパニオンプランツを植えたからと言って、病害虫を全く寄せ付けないということではありません。
また、植物の組合せには相性の良いものばかりではなく、一緒に植えると悪影響を及ぼすものもあるそうです。
どんな植物同士の組み合わせがよいのか確認してから植えることが大事ですね。
今後は、花壇に植えている植物のために、ニラ以外のコンパニオンプランツも育ててみたいなと考えています。
さいごに
ニラのコンパニオンプランツとしての効果について書きました。
コンパニオンプランツには「科学的に効果が確認されているもの」と「科学的に確認されてはいないが経験的に効果があるもの」があるのだそうです。
すべて経験則によるものだと思っていたので科学的に確認されているものがあるというのは意外でした。
また、サイトによっては同じ野菜の組み合わせでも相性が良いといわれているものと悪いといわれているものがありました。
我が家のニラと菊のケースも絶対に効果があるとは断言できないので、参考程度にしてください。
※ニラと同じ仲間のアリウムはバラのコンパニオンプランツになるようです。
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アリウムの特徴と育て方!花後の手入れ方法は?