ホオズキ(鬼灯)の特徴と育て方【栽培記録】

ホオズキ

ホオズキ(鬼灯)は提灯のような見た目が特徴の植物です。

お盆の仏花として使われることも多いですね。

ホオズキの特徴と育て方について調べたことをまとめました。

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ホオズキの特徴

ホオズキの花

ホオズキは、東アジア原産、ナス科の多年草。

暑さにも寒さにも強く初心者でも育てやすい植物です。

草丈:30~100cm
開花期:6~7月
花色:白

【生育サイクル】
春になると地下茎から芽を伸ばし花を咲かせます。

花が受粉すると提灯のような袋が果実を包み込んで大きく成長。

袋は、最初、緑色ですが、8月ごろから色づき朱赤になります。

秋になると地上部は枯れてしまい、冬は地下茎で冬越しします。

ホオズキの青い実
日本では古くから親しまれてきた植物で昔は薬草として利用されていました。

現在は主に観賞用や食用として栽培されています。

提灯のような袋の正体は萼(ガク)です。

花が受粉すると果実と一緒にガクも成長し袋状に果実を包み込みます。

ホオズキの育て方

ほおずき2018

日当たりのよい場所で育てましょう。

日照時間が短いと、葉が黄色くなったり、花が咲かなくなったり、実がならないことがあります。

植えつけ適期は3月から4月。

地植えする場合は、株の間を15~20cmあけましょう。

地下茎で増えるので広がりすぎて他の植物の生育を邪魔しないよう植える場所を選ぶことも大切です。

ナス科の植物なので連作障害に注意してください。
ナス、ピーマン、トマト、ペチュニアなどナス科の植物を植えていた土に植えるとうまく育ちません。

倒れたホオズキ
草丈が伸びてきたら支柱を立てて、茎が倒れないようにします。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。

肥料

春から花が咲く頃までの間は緩効性化成肥料を与えます。

鉢植えの場合は生育初期に肥料が多すぎると株が大きくなりすぎて鉢とのバランスが悪くなります。

最初の花が咲いてから追肥しましょう。

害虫

アブラムシ、オオニジュウヤホシテントウなどの害虫が発生することがあります。

増やし方

ホオズキ
タネまき、株分けで増やすことができます。

【タネまき】
果実の中からタネを取り出したら、水洗いした後に乾燥させて保管しておきましょう。

適期は4~5月。発芽温度は20℃前後。

ポットに2~3粒ずつまいたら、タネが隠れる程度に薄く土をかぶせます。

芽が出るまでの間、水を切らさないように管理します。

発芽の目安は2~3週間程度。

本葉が4~5枚以上になってポットに根が回ったら地植えか鉢植えにします。

※春にタネまきをすると実がつくのは翌年になります。

【株分け】
適期は3~4月。

掘り上げた地下茎を20cmくらいに切ります。

鉢植えの場合は6号鉢(直径18cm)に5~6本を目安に植え付けます。

地植えの場合は20cm間隔で植え付けます。

ホオズキの栽培記録

※栽培しているところ:東北地方北部
6月のホオズキ
ホオズキの花
ホオズキの緑色の実
6月中旬。花が咲き始めました。

ホオズキの実
支柱を立てなかったので倒れてしまいました。

ホオズキの葉
10月下旬。葉が黄色になってきました。

ホオズキの実
秋になると自然に中の実が透けて見えるようになります。

ホオズキの実
来年は、タネから育ててみようと思います。

ホオズキのタネの採取
実を割ってみたらタネがぎっしり。

ホオズキのタネを水洗い
水洗いをしても果肉がなかなか取れません。

ホオズキのタネを乾かす
キッチンペーパーに包んでもみ洗いしたらやっときれいになりました。

ホオズキのタネ
乾いたタネは紙袋にいれて春まで保存。

さいごに

ホオズキの実

ホオズキの特徴と育て方、栽培記録を書きました。

基本的に放っておいても問題なく育つので手間いらず。育てやすい植物です。

地下茎で増えるので、春に植えた覚えがないところから芽を出してくるようになりました。

数年おきに掘り起こして株分け、植え替えをしたほうがよさそうです。

鉢植えで管理してもよいかもしれません。

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