ガーデンシクラメンは寒さに強く育てやすいのでガーデニング初心者にもオススメの植物です。
特徴と育て方、栽培記録をまとめました。
ガーデンシクラメンの特徴
サクラソウ科の多年草(球根植物)です。
草丈:10~20センチ
開花時期は10~5月
花色:赤、白、ピンクなど
・ガーデンシクラメン:寒さに強い
・ミニシクラメン:寒さに弱い
ガーデンシクラメンは耐寒性のある原種のシクラメンを元に作りだされました。
0℃~マイナス5℃くらいまで耐えられます。
ミニシクラメンは一般的なシクラメンの小型品種。
生育適温は10~20℃。冬は室内で育てる必要があります。
どちらも小さいシクラメンなので見た目だけでは違いが分かりません。
同じ品種として販売されていることもあるので注意が必要です。
ラベルを見たりお店の人に聞くなどして確認してから購入しましょう。
ガーデンシクラメンの育て方
開花鉢やポット苗を購入して育てます。
日当たり、風通し、水はけの良い場所で管理しましょう。
植え付け
気温が下がり始める9月下旬から12月上旬頃が適期です。
本格的な寒さが来る1ヶ月ほど前に植えるとよいでしょう。
寒くなってから植え付けると、根の張りが悪くなり花数も少なくなります。
用土は市販のシクラメン用の土を使用します。
ポットから苗を取り出したらそのまま根鉢を崩さず、球根が土に埋もれない程度に浅く植え付けるのがポイント。
植え付け後はたっぷりと水を与えます。
屋外の明るい日陰に1週間ほど置いた後に日当たりの良い場所へ移しましょう。
地植えする場合は木の根元など雨に濡れにくい場所を選んで植え付けましょう。
水が花にかかると傷んで枯れやすくなります。
水やり
鉢植えの場合、土の表面が乾いてきたら花や葉にかけないよう株元にたっぷり与えます。
地植えの場合は、特に必要ありません。
肥料
1週間に1回程度、1000倍に薄めた液体肥料を与えます。
花がら摘み
花がらを摘むと新しい花芽が上がりやすくなります。
夏越し
休眠法と非休眠法があります。
方法は、こちらの記事に書きました。
シクラメンの育て方、冬の管理と夏越しのコツ【栽培記録】
冬の管理
耐寒温度はマイナス5℃といわれています。
しかし、5℃以下になると株が弱ってしまいます。
霜に当たると株が傷み、凍結すると細胞が壊れて球根が腐ります。
暖地では軒下などの霜が当たらない場所へ鉢植えを移動させましょう。
寒冷地では室内に取り込んで管理します。
ガーデンシクラメン栽培記録【2013~2014年】
※栽培地域:東北地方北部
2年前に枯らしてから育てるのはやめていました。
でも、花屋さんの店頭で見かけると欲しくなってしまいますね。
前回と同じビクトリアという品種が販売されていなかったので原種シクラメンと一緒に楽天で購入しました。
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原種シクラメンの特徴と育て方【コーム栽培記録 2013~2015年】
植え付け/2013年10月
ひとまわり大きな鉢に鉢底石を入れ、次に赤玉土と腐葉土を混ぜた土を入れます。
ビニールポットから取り出したら根鉢をくずさないようにして、そのまま植え付けました。
開花/2013年11月
11月下旬、次々と花が咲いています。
夏越し中にツボミ/2014年7月
夏越し中の7月下旬にツボミを確認。
開花&植え替え/2014年8月
※2014年8月31日撮影
8月下旬に咲き始めました。
開花予想は10月くらい、植え替えは花が咲きだす前の9月中でOKかな?と思っていたのです。
こんなに早くから咲き始めるとは思っていませんでした。
球根がひとまわり大きくなったようです。5号鉢から7号鉢に変えました。
灰色かび病が発生/2014年9月
植え替えをしてから数日経ったころです。
花びらに茶色のシミが目立つようになりました。
葉の裏にも茶色のシミが…。
調べてみたところ、灰色かび病が発生した可能性が大きいようです。
枯れ始めた葉を取り除くときに、ちぎれた茎をそのままにしておいたことがあります。
残った茎が腐ったのかもしれません。
病気の見当がついたのでシミのついた花や葉を取り除いて様子をみるつもりだったのですが…。
鉢植えを誰かが持ち去ってしまいました。
記録はこれで終了です。
さいごに
ガーデンシクラメンの特徴と育て方、栽培記録を書きました。
一般の寒さに弱いシクラメンは夜間の防寒対策に気を使います。
その点、ガーデンシクラメンは寒冷地でも管理しやすいのが魅力。
夏越しに成功すると球根が一回り大きくなっています。
成長が実感できるのも嬉しかったですね。
2022年10月、ほぼ十年ぶりにポット苗を購入しました。
前回よりも長く、できれば3年以上、育てることができればいいなぁなどと思っています。