飼い猫が生後8ヶ月ころの話です。
観葉植物の鉢植えにイタズラをするようになりました。
・室内に置いた植木鉢をひっくり返す
・観葉植物の土を掘ろうとする
・花や葉をかじる
植物がダメージを受けてしまうので困っています。
仏壇の花にも興味津々。フスマを開けられるようになったので、本当に油断がなりません。
知らないうちに部屋に入って仏壇の花をかじっていたこともありました。
鉢植えを猫から守る方法について調べてみました。
鉢植え植物は天井からつるして猫から守る
一番良いのは「部屋から植物を出すこと」でしょう。
次のような方法なら猫と共存できる可能性が高くなるかもしれません。
鉢植えを吊るす
・天井にフックをつけて吊り下げる
・カーテンレールにS字フックをかけて吊るす
・壁から吊るす
吊るして楽しむ植物には葉が垂れ下がるアイビーやオリヅルランなどがあります。
壁から吊るすなら小さくて軽い多肉植物やエアプランツがよいでしょう。
猫草を与える
猫草を与えたら観葉植物をかじらなくなったというケースもあるようです。
ただ、猫草を好んで食べる猫と食べない猫がいます。
絶対に大丈夫というわけではありません。
室内用温室に入れる
家庭用の温室を設置して鉢植え植物を入れます。
猫にとって特に危険なユリ科の植物
猫に有害な成分を含む植物をご存じですか?
自宅で育てている植物の中に危険な植物がないか、一度、確認しておいたほうがよいでしょう。
例えば、ユリ科の植物。
花や葉などには猫が食べると中毒症状を起こす成分が含まれているそうです。
特に、ユリは花・葉・花粉・花瓶の水すべてが有毒。
ユリの花粉や活けていた花瓶の水を飲むだけでも障害が起こってしまう可能性があることを知っておきましょう。
チューリップやヒヤシンスもユリ科です。
猫にとっては危険な植物なので注意しましょう。
主なユリ科の植物
◆ユリ(テッポウユリ、スカシユリ、オニユリ、カノコユリ):全草
◆スズラン:全草
◆チューリップ:花と葉。特に球根。
◆ヒヤシンス:球根
◆コルチカム(イヌサフラン):全草。特に花と球根。
◆タマネギ:鱗茎
ユリ科以外の危険な植物は?
危険なのかどうか判断がつかない植物も多いと思います。
この場合、何という「科」に分類されているかが参考になるようです。
「科」には同じ成分が含まれた植物が多くあります。
その成分が猫にとって毒となるので、同じ科に属するものは置かないほうが安全です。
危険な植物から猫を守るための予防と対策
鉢植えを部屋の中に置かない
切り花を飾らない
鉢植えを猫から守る方法と同じです。
インテリアグリーンを部屋に飾りたい場合は人工の観葉植物を選ぶとよいでしょう。
ちなみに、仏壇にはいつも生花をお供えしているというご家庭もあるかと思います。
我が家もそうです。
仏壇を置いている部屋は和室が多いと思いますが成猫になるとフスマを開けることができる子もいます。
仏花は危険性がないものを選んで飾りたいですね。
シクラメンは猫に毒!シクラメンに無関心な我が家の猫の場合
シクラメンは根や葉にも毒が含まれている猫に危険な植物です(最近知りました)。
食べると、かぶれ・皮膚炎・口内炎・嘔吐・下痢・胃腸炎などの症状が見られることが多いといわれています。
猫が出入りする部屋にシクラメンを飾るのは避けたほうがよいでしょう。
我が家の場合、今まで、切り花、鉢花を問わず…。
室内の植物の多くが葉をかじられ、茎をへし折られ、鉢の土を掘り返されてきました。
多肉植物を鉢からほじくり出す、原種シクラメンの葉を噛みきり、ツボミを取ってしまうという暴挙をしたこともあります。
ところが、ガーデンシクラメンについては、いちおう匂いを嗅いではみるものの…。
その後はソッポをむいて興味を示しません。
それっきり反応なし。2~3度、鉢植えを近づけて試してみても同じでした。
これなら安心して部屋におけると思っていました。
ところが、数日後、ふと見るとシクラメンの花が落ちている…(?)
鉢をみると、あるべきところに花がない…(泣)
一体、どんな心変わりがあったものか。
急にシクラメンに興味を示しだし花をかじるようになりました。
その後、現場も確認。
こうして、もう1鉢、シクラメンを増やそうという計画は消え去ったのでした。
育てているシクラメンの鉢植えの置き場所を変えたのはいうまでもありません。
さいごに:鉢植え植物と猫が共存する方法
今回は、鉢植え植物と猫が共存できる方法がないか調べたことを書いてみました。
・基本的に室内に植物を入れない
・絶対に入らない場所があれば、そこにだけ置く
・猫が届かない天井や壁に鉢植えを吊るす
2011年、親とはぐれた子猫をみつけて飼い始めました。
その頃は危険な植物があることを知らず玄関に毒性のあるヒヤシンスの鉢植えを飾ったりしています。
植物へのダメージが心配で置き場所を変えましたが…。
今、思えば冷や汗が出る思いですね。中毒にならなくて本当に良かった。
室内飼いの場合、飼い主が注意すれば中毒を起こす可能性はほとんどないと思います。
危険な植物に対する知識を持っておくことは大切ですね。
我が家では室内に鉢植えを置かず仏壇以外に花を飾ることはなくなりました。
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