カンパニュラ メディウム(フウリンソウ)の特徴と育て方

花壇のカンパニュラ

カンパニュラ メディウムは長く伸びた茎に釣り鐘形の花をたくさん咲かせる姿が印象的。

特徴と育て方について調べたことをまとめました。

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カンパニュラ メディウムの特徴

白いカンパニュラの花

カンパニュラの仲間は約300種あり、日本には、ホタルブクロ、ヤツシロソウなどが自生しています。

一般に、日本でカンパニュラといえば南ヨーロッパ原産のカンパニュラ メディウムをさします。

自生種は釣り鐘形の花をやや下向きに咲かせますが、園芸品種は花がやや上向きにつくように改良されています。

花姿から、フウリンソウ(風鈴草)、ツリガネソウ(釣鐘草)の別名があります。

草丈:約80~150cm
花色:青、白、ピンク、紫など
開花期:5~7月

【生育パターン】
一定の大きさに育った株が低温に合わないと花芽が作られない性質をもっています。

通常は、春にタネをまくと翌年の初夏に花を咲かせる2年草として扱われています。

花後は実をつけタネを残して株が完全に枯れてしまいます。

※同じ生育パターンの植物です。
フランネルソウ(スイセンノウ)の特徴と育て方【栽培記録】

カンパニュラ メディウムの育て方

カンパニュラの紫色の花

タネから、あるいは苗から育てます。

上手く育てることができるか心配な人は、春に出回る苗を購入して植え付ける方法が手軽でおすすめです。

日当たり、風通し、水はけのよい場所で育てましょう。

鉢やプランターに植え付ける場合は市販の草花用培養土を使います。

地植えの場合は腐葉土や堆肥を混ぜ込んでから植え付けます。

水やり

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

地植えの場合は、特に必要ありません。

肥料

植え付け時に緩効性化成肥料を与えます。

鉢植えの場合は、追肥として花の咲いている期間は液体肥料を1週間に1回の割合で与えるようにします。

支柱立て

花の重みや風で倒れることがあります。

花茎が伸び始めたら倒れないように支柱を立てましょう。

花がら摘み

カンパニュラのピンクの花
花は下から順に咲いていきます。

咲き終わった花を残しておくとタネをつけようとして株が消耗し花数が少なくなります。

花がらはこまめに摘み取りましょう。

ひととおり咲き終わったら花茎をつけ根から切り取ります。

その後、脇芽が伸びて2番花を楽しめます。

病害虫

白絹病、根腐病、灰色かび病が発生することがあります。

害虫ではヨトウムシが発生することがあります。

さいごに

上向きに咲くカンパニュラの花

カンパニュラ メディウムの特徴と育て方について書きました。

個人的には切り花として馴染みのある植物。

花茎をすらりと伸ばして、たくさんの花をつける咲き姿はタチアオイに似ています。

花の形をみると、ホタルブクロやキキョウと同じ仲間というのもよくわかります。

手軽に楽しむなら春に苗を購入するのが一番といえそうです。

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