ドウダンツツジは、春には白い花、秋には紅葉が楽しめる庭木です。
特徴と育て方について調べたことをまとめました。栽培記録も書いています。
ドウダンツツジの特徴
ドウダンツツジは日本に自生しているツツジ科の低木です。
漢字では「灯台躑躅」あるいは「満天星躑躅」と書きます。
樹高:1~2m
開花期:4月中旬~5月上旬
花色:白
春になるとスズランのような釣り鐘状の花をたくさん咲かせます。
秋に紅葉、冬になると落葉します。
寒さに強いので防寒対策をしなくても冬越しできます。
枝葉が細かく密につき芽が伸びる力も強いので生け垣に利用されることも多いです。
刈り込まずに放任して育てても自然で美しい樹形が楽しめます。
ドウダンツツジの育て方
植え付けの適期は2~3月と10~11月。
日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。
日陰だと花つきが悪くなります。また、秋の紅葉時期にも葉は美しく色づきません。
鉢植えの場合、夏の間は西日の当たらない半日陰で管理します。
水やり
地植えの場合は特に必要ありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら与えます。冬の間は水やりを控えめにしてください。
肥料
花後に緩効性化成肥料や固形の油かすなどを与えます。
病害虫
特にありません。
増やし方
挿し木で増やすことができます。
適期は6月から7月。
その年に伸びた新しい枝を使います。
・2~3節分の長さに切り取り、下葉を取り除く
・水揚げをしたら、挿し木用土に挿す
・根が出るまで水を切らさない (目安は約2ヶ月)
・明るい日陰で管理する
ドウダンツツジの剪定時期・方法
適期は、花が咲き終わる5月中旬から6月中旬。
7~8月になると、翌年に咲くための花芽ができます。
花を楽しみたい場合、剪定は花後すぐに行いましょう。
夏以降の剪定は花芽ごと切り落としてしまうことになるので気をつけてください。
紅葉だけを楽しむのであれば、剪定はいつ行ってもかまいません。
生け垣など樹形を優先する場合は花後の6月頃と落葉した12月頃の2回剪定をします。
伸びすぎた枝や重なりあった枝を中心に付け根から切り落とします。
夏以降に伸びた徒長枝は、紅葉が終わる11月中旬~12月に切り戻して樹形を整えます。
ドウダンツツジ栽培記録
10年以上、地植えで育てています。
病害虫の心配がなく、丈夫で育てやすいのが魅力。
ただ、放っておくと、どんどん大きくなってしまいます。
自然に樹形が整うとはいえ、大きさを維持したいので毎年の剪定作業は欠かせません。
はじめて剪定をしたときは、花のことをまったく考えていませんでした。
とにかく、伸びすぎた枝を切ってスッキリさせたい!というわけで、夏~秋頃にバッサリと切りました。
翌年、花が咲かなかったときは理由が分からず不思議に思ったものです。
花芽が出来る時期は庭木によって違います。
じつは、アジサイやツツジでも剪定時期を間違えて花が咲かないという失敗をしたことがありました。
自宅の庭木の剪定に適した時期を知っておくことは大事だなとつくづく感じています。
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