コルチカムの特徴と育て方!翌年花を咲かせる方法は?

コルチカムの球根

コルチカムは地植えや鉢植えで育てることもできますが土に植えなくても花を咲かせる植物です。

特徴、育て方、翌年咲かせるための花後の管理方法について調べたことをまとめました。

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コルチカムの特徴

コルチカムの花

コルチカムはヨーロッパや北アフリカが原産地。

別名、イヌサフランとも呼ばれます。

草丈:15~30cm
開花期:9~10月

【生育サイクル】
・春に葉を伸ばす
・梅雨頃に葉が枯れる
・夏は休眠
・秋に花を咲かせる

春咲き、秋咲き、冬咲きがありますが日本では主に秋咲きタイプが親しまれています。

【毒性について】
球根や種子にはコルヒチンという有毒物質が含まれています。

誤食すると中毒症状を引き起こします。

葉が山菜のギョウジャニンニクと似ているため誤食に注意が必要です。

食用とされる植物の近くに植えないようにしましょう。

※スイセンも毒性があり誤食で中毒を起こすことがあります。
 ↓ ↓ ↓
スイセンに毒性!間違って食べたときの食中毒症状は?似ている植物との見分け方!

コルチカムの育て方

コルチカムの花

球根を室内の日当たりの良いところに置いておくだけで花が咲き始めます。

4~5日に1回、霧吹きで水をかけると球根がしわになりません。

最初から土に植えて育てる場合、植え付けは8~9月が適期です。

植える深さは地植えの場合は10cm、鉢植えの場合は球根の頭が隠れる程度の深さです。

水やり

地植えの場合は特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。

肥料

植えつける時に土の中にあらかじめ緩効性の化成肥料を混ぜておきます。

地植えの場合は葉がでる頃と暖かくなる頃(4月中旬以降)に1回ずつ粒状肥料を与えます。

鉢植えの場合は葉が出て枯れるまでの期間薄めた液体肥料を1ヶ月に1~2回与えます。

コルチカムを翌年咲かせる方法

コルチカムの花

球根は花を咲かせると力を使いきってしまいます。

次の年も咲かせるためには、花後は土に植える必要があります。

日当たりのよい場所に植え付けましょう。

春に葉を伸ばし5~6月頃に葉が枯れて休眠期に入ります。

球根を掘り上げるか、土に植えたまま秋に花が咲くのを待ちます。

球根を堀り上げた場合は9月までネットに入れて風通しのよいところで保存します。

植え替えは、地植えは2~3年に1回、鉢植えは毎年行います。

コルチカムの栽培記録

※栽培しているところ:東北地方北部
コルチカム20180525
5月下旬。

コルチカムのツボミ
2023年10月3日。

コルチカムの花
10月6日。

コルチカムの花
10月8日。

コルチカムの花
ツボミが顔を出してから5日ほどで花を咲かせます。

さいごに

コルチカムの花

コルチカムの特徴と育て方、栽培記録を書きました。

以前は家族が砂利を敷いている場所に植えていました。

肥料を与えず放っておいたのですが毎年花を咲かせていたので、やせ地でも育つ性質なのかもしれません。

病害虫の被害もなく植えっぱなしにできるのが魅力。

コルチカムの花
ただ、何年も放っておくとかなり混みあってきます。

時々、掘り上げて植え直ししたほうがよいのでしょう。

その後、違う場所に移動させたのですが。

春と秋にしか姿をみないので存在を忘れがち。

春に葉が出てきても何の植物だか分からないということがありました。

秋に花が咲いてようやく思い出した次第。

忘れっぽくなってきたので、ラベルを立てておくのは必須のようです。

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