アッツ桜(アッツザクラ)は春に可愛い花を咲かせる植物です。
特徴と育て方、花が咲かない原因と対策について調べたことをまとめました。
栽培記録も紹介します。
アッツ桜の特徴
アッツ桜は南アフリカ原産、キンバイザサ科の球根植物(多年草)。
別名のロードヒポキシスは学名(Rhodohypoxis baurii)をカナ読みしたものです。
草丈:10~20cm
開花期:4~5月
花色:ピンク、赤、白
【生育サイクル】
・春に芽が出て開花
・夏~秋まで生育
・晩秋には葉が枯れ地上部はなくなる
・冬は球根の状態で休眠
アッツ桜の育て方
日当たりと水はけの良い場所で育てます。
鉢植えの場合、真夏は直射日光の当たらない風通しの良い場所に移動させましょう。
咲き終わった花は摘み取ります。
水やり
地植えの場合は特に必要ありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
花が咲き終わったら固形の緩効性化成肥料を与えます。
多くの肥料を必要としないので与える量は控えめにします。
病害虫
特にありません。
植え替え
適期は、芽がでる前の3月頃、あるいは開花後。
鉢植えの場合は毎年植え替えをしたほうがよいでしょう。
よく増えるので植えっぱなしにしておくと鉢がぎゅうぎゅう詰めになります。
用土は水はけのよい山野草用を使います。
・掘り上げた球根は古い土を落とす
・大まかに手で分ける
・植える深さは球根の高さと同じ1cmくらい
・間隔は球根同士がくっつかない1cmくらい
地植えの場合は2年に1回を目安にします。
新しい球根は上へ上へと作られていきます。2cmくらいの深めに植え付けましょう。
花が咲かない原因と対策
暖かい場所で冬越しさせたことが原因として考えられます。
冬の間、寒さに当たらないと花芽ができません。
鉢植えは室内の気温が10℃以上にならない場所に置きましょう。
屋外なら軒下など凍らない程度の場所に置きます。
地植えで花数が少ない場合は何年も植えっぱなしで球根が混みあっていることが原因かもしれません。
春になったら掘り上げて植え替えしましょう。
アッツ桜の栽培記録
※栽培しているところ:東北地方北部
5月上旬。スイセンやチューリップが咲き終わったころに芽が出てきます。
ほかの植物に比べ芽が出る時期か遅いと感じるのは、前年、深めに植え付けたせいかもしれません。
5月中旬。
5月下旬。満開になりました。
6月中旬。咲き終わり。
7月上旬。
8月上旬。
9月上旬。
10月上旬。
11月上旬。枯れた葉を取り除く。
さいごに
アッツ桜の特徴、育て方、栽培記録をまとめました。
地植えしている場所は
・春から秋まで直射日光が当たる
・冬は雪に埋もれてしまう
という環境です。
夏の暑さに負けないのは寒冷地だからかもしれません。
病害虫の被害は受けたことがありません。
冬は球根の状態なので防寒対策の必要なし。
肥料を与えたことはありませんが、毎年、花を咲かせてくれます。
植え替えは、3年に1回くらい。
増えた球根が地表に出てくるのを目安にしています。
放っておいても花が楽しめる丈夫で育てやすい植物です。