紫色の葉が特徴のオキザリス・トリアングラリスの育て方と増えすぎを防ぐコツについてまとめました。
オキザリスの特徴
オキザリスは、クローバーに似た葉をもつカタバミ科の球根植物。
雑草でお馴染み、カタバミと同じ仲間です。
南アフリカ、南アメリカを中心に世界中に850種ほどが分布しています。
春に植え付けるタイプ、夏~秋に植え付けるタイプに大きく分けられるほか、四季咲きタイプもあります。
【春植え球根の生育サイクル】
・3~4月に植え付け。春~夏(4~9月)に開花。冬は地上部が枯れて休眠。春に再び芽を出す。
【夏植え球根、秋植え球根の生育サイクル】
・8~10月に植え付け。冬~春(11~5月)に開花。夏に休眠。
紫色の葉が美しいトリアングラリス
春に植え付けるタイプです。
草丈:10~30cm
開花期:4~10月
花色:白、ピンク
葉は日が当たると開き、夜になると閉じます。
紫色の葉が美しいので花がない時期でもカラーリーフとして楽しめます。
寄せ植えのほか、グランドカバーとしても利用できます。
オキザリス・トリアングラリスの育て方
日なた~半日蔭で育てます。
水やり
地植えの場合は、特に必要ありません。
鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと与え、休眠中は乾かし気味に管理します。
肥料
やせ気味の土でよく育つので、特に必要ありません。
病害虫
病害虫はほとんど見られません。
冬越し
霜が降りない地域では屋外でで冬越しできます。
寒冷地では室内に取り込み日当たりの良い場所で管理します。
植え替え
地植えの場合は、株が混み過ぎているようなら分球を兼ねて植え替えを行います。
鉢植えの場合は、根詰まりで生育が悪くなるようなら植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、分球して植え付けます。
増やし方
基本的には3~4年植えっぱなしでも、自然分球でよく増えます。
時々、こぼれダネでも芽を出します。
オキザリスの増えすぎを防ぐコツ
生育旺盛で植えっぱなしでも良く育ちます。
増えすぎて困るという場合は、鉢植えで管理しましょう。
地植えの場合は、広がりすぎないように気をつけておく必要があります。
定期的に掘り上げて分球を兼ねて植え替えをするとよいでしょう。
土の中に仕切りを作っておく方法もあります。
さいごに
紫の葉が特徴的なオキザリス・トリアングラリスの育て方と増えすぎを防ぐコツについて書きました。
・寒さに強く丈夫で育てやすい
・数年間は植えっぱなしにできる
・カラーリーフが楽しめる
・グランドカバーに利用できる
・繁殖力が強く増えすぎで困ることもある
草丈が低いので花壇の手前に植え付けるのがおススメ。
ただ、増えすぎないようにある程度の手入れは必要です。
鉢植えにして花壇のアクセントになるような場所に置くほうが管理しやすいかもしれません。