自宅のギボウシの栽培記録です。
「ギボウシが大きくならない」「花が咲かない」といった栽培中の悩みの原因と対策について調べたこともまとめました。
ギボウシの芽が出ない!芽吹きはいつ?【2008年4~7月】
※育てているところ:東北地方北部
4月下旬、ソメイヨシノが満開となり日中の気温もだいぶ高くなってきました。
スイセンの花が咲き始め、宿根草もぞくぞくと芽を出し始めています。
そんな中、ギボウシの芽がなかなか出てきません。
どうしたのかな~と思っていたのが、数日前のこと。
草取りをしていたら、土の中からわずかに芽がでているのを見つけました。
ギボウシって芽が出るのがわりと遅いですよね(我が家だけ?)。
他の植物は、新葉が出てきたり、ツボミが膨らんだりと順調に大きくなっています。
そんな中、まだ芽が出でこない植物があると気になってしまいます。
品種の違いや日陰や半日陰など植え付けている場所の日当たりが関係しているのかもしれません。
シェードガーデンにおすすめの植物だと雑誌で紹介されていたのをみて斑入り品種2株を購入したのが2年ほど前。
ラベルをなくしてしまったので品種が分からなくなってしまったのが残念です。
地植えしていますが去年も大きく育たないので小型の品種だと思っていました。
ところが、今年(2008年)は2倍くらいの大きさに生長。
よくぞここまで大きく育ってくれたという感じで見るたびに嬉しくなります。
ギボウシの植え替えと株分けに初挑戦【2009年5月】
植えっぱなしにしていると株が混みあって生育が衰え花つきも悪くなるという話をききました。
庭に植えつけてから3年くらい経ち、ずいぶん大きくなっています。
今年は植え替えと株分けをしたほうがよさそう。
株分けのタイミングは地表に芽が出始めた頃なので、まさに今がその時期にあたります。
ちなみに、株は全部で6つ。
はじめての作業なので掘り起こすのにどれくらい時間がかかるか予想がつきません。
無理せず1日に1株ずつということにしました。
まず、1つ目の株。
スコップでの作業に慣れていないので掘り起こすのがけっこう大変でした。
30cm以上は掘ったでしょうか?
株を分けるのも、なかなか手では出来ず、切れ目を入れてみたのですが…。
それでもかなり力を入れないと分けられません。
掘り上げた後に赤玉土と腐葉土を混ぜ込んで改めて植え付け。
思った以上に手間取りました。
1株、植え替えが終わっただけでグッタリ。体力落ちたのかな~?
まだ、あと5株ある…。
近くに植え付けているトクサの新芽がギボウシの株元から出ている株もひとつあります。
掘り上げてからトクサとギボウシを分別しないといけません。
疲れた~とへたばってはいられないですね。
ギボウシが大きくならない原因と対策【2012年9月】
春に3年ぶりの株分けをしました。
どの株も同じくらいの大きさに分けたつもりでしたが生長するにつれて差が…。
考えられる原因は「細かく株分け」したこと。
枯れてしまったわけではないので、来年になったらどの株も同じくらいの大きさに育つかな?と思います。
ちなみに、株分け以外では日光不足が原因のこともあるようです。
日陰でも育ちますが、やはり葉のある時期に全く日が当たらないと生育が悪いです。
庭のあちこちに植えてみて、一番よく育つ場所を見つけたいですね。
基本的に肥料は不要ですが、化成肥料を少量与えてみるのもよいのかもしれません。
ギボウシを株分けして鉢植えと地植えにする【2013年5月】
ギボウシの株が大きくなったので、春に庭から掘り上げて2つに株分けしました。
ひとつは鉢植え、もうひとつは庭植えにして育ててみることに。
地植えにしているとツボミの段階で虫がつくことが多く、きれいに花が咲くことはほとんどありません。
葉を観賞するのがメインなので咲いている途中で花茎を切ってしまうこともあります。
鉢植えにしたら虫がつかず開花から咲き終わりまでキレイな花を楽しむことができました。
素敵な花が咲くのに、今まで見逃していたなんてもったいないことをしていたものですね。
鉢植えで育てたのがよかったのでしょうか?
鉢は日中は屋外に出しておき、夕方になると家の中に取り込んでいました。
害虫がつきにくい環境だったのかもしれません。
ギボウシの花が咲かない原因と対策
調べてみたところ、考えられる原因には「日光不足」「株分けの大きさ」「根詰まり」があるようです。
日光不足
開花に必要な日照時間は1日に2時間以上といわれています。
株分けの大きさ
細かく株分けしすぎると株が若返り、成長期に入ってしまうので花をつけません。
2~3年そのまま育てていれば花をつけるようになるといわれています。
根詰まり
オオバギボウシやタマノカンザシなど葉が大きいものは特に根詰まりを起こしやすいです。
早春に大きめの鉢に植え替えをしましょう。
さいごに
自宅のギボウシの成長記録と栽培中の悩みや困ったことについて調べたことをまとめました。
もともと、自宅には斑が入っていない緑葉のギボウシが植えられていました(品種不明)。
放っておいても元気に育ってくれるので手間いらず。
寒さに強いので防寒対策をする必要がないところもいいですね。
葉の美しさが魅力ですが、芽吹きの頃のシュッとした草姿が特にお気に入り。
ギボウシがメインの庭を作れたら素敵だなと考えています。
ちなみに、最近になって草姿も品種によって違うということに気づきました。
この品種は、わりと縦方向にのびて株元がスッキリ。
こちらの品種は、横方向にのびて株元がまったく見えません。
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