可愛らしい花を咲かせるベゴニア センパフローレンス(四季咲きベゴニア)は花壇には欠かせない定番植物のひとつですね。
丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめです。
今回はベゴニア センパフローレンスの切り戻し時期・方法や増やし方など育て方のポイントを紹介します。
ベゴニア センパフローレンス(四季咲きベゴニア)の特徴
ベゴニア センパフローレンスは原産地はブラジル、シュウカイドウ科の多年草です。
ただ、冬の寒さで枯れてしまうこともあるので一年草として扱われることが多いです。
・丈夫で育てやすい
・手間がかからない
・夏の暑さに強い
・春から秋まで開花期間が長い
このような理由からガーデニングの定番植物になっています。
花壇やプランター、寄せ植えなどに利用されます。
春になるとホームセンターや園芸店でポット苗が大量に販売され手頃な値段で購入できるのも魅力のひとつ。
花色は白・赤・ピンクで一重咲きと八重咲きがあります。
葉色は緑葉、銅葉、斑入りのものがあります。
ベゴニア センパフローレンス(四季咲きベゴニア)の育て方
日当たりと風通しの良い場所で育てます。
寒さに弱く霜に当たると葉が枯れてしまいます。
晩秋まで楽しんだら処分するか、冬場は室内に取り込んで管理します。
水やり
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。
用土が過湿状態だと根腐れを起こしやすいので乾かし気味に管理しましょう。
庭植えの場合、特に水やりの必要はありません。
肥料
薄めの液肥を月4回、水代わりに与えます。
緩効性肥料を用土に混ぜ込んでおいてもよいでしょう。
夏の高温期には与えません。
病気
ベゴニアの病気で一番多いのがウドンコ病です。葉や茎、花びらに白い粉状のカビが生えます。
水のやりすぎや多湿が原因です。
日当たりと風通しのよい場所で育て、適切な水やりをすれば防げます。
ベゴニア センパフローレンスの切り戻し時期と方法
放っておくと茎がどんどん間延びしてしまいます。
草姿が乱れてきたら切り戻しを行いましょう。
生育が旺盛な5月中旬~10月上旬頃であれば、いつでも切り戻しは可能です。
ただし、夏前に深く切り戻すと暑さで株が弱ります。
混み合った葉や茎を整理する程度にしておきます。
切り戻しをする時はわき芽のある節の少し上で切るのがポイント。
わき芽から新しい茎が伸び、花のつぼみや葉が育ちます。
ベゴニア センパフローレンスの増やし方
挿し木での増やし方が一般的です。
4月下旬~6月中旬頃、9月下旬~10月上旬頃が挿し木の適期です。
株の先端部でも途中の部分でも挿し木ができますが開花した節には葉芽がありません。
葉芽のある節を選んでさし穂をつくります。
切り戻しした茎もさし穂に使えます。
元気のある茎を2~3節つけて切り取ったら上部の葉を3枚くらい残して下葉は取り除きます。
湿らせた清潔なバーミキュライトに挿します。
直射日光の当たらない場所に置き土が乾いたら水やりします。
約1ヶ月で根が出ます。
ベゴニア センパフローレンスの栽培記録
センパフローレンスは、学校や公園の花壇、コンテナで利用されるお馴染みの植物です。
強い日射しにも負けずに咲いてくれるので花が少なくなる夏場の花壇には欠かせませんね。
試しに切り戻しした茎を花壇の空いた場所に挿してみたら簡単に増やすことができました。
丈夫で育てやすいので初心者にもピッタリですよ。