原種シクラメンの特徴と育て方【コーム栽培記録 2013~2015年】

原種シクラメン

原種シクラメンとは品種改良されていない野生のシクラメンのことです。

園芸品種と比べると小さいですがとても可愛らしい花を咲かせます。

原種シクラメンの特徴と育て方、コームの栽培記録をまとめました。

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原種シクラメンの特徴と代表的な品種

原種シクラメン

原種シクラメンはヨーロッパの地中海沿岸~中近東、北アフリカが原産地。

サクラソウ科の球根性(塊茎)多年草です。

花色は白、ピンクなど。

葉色は深めの緑色で銀白色の斑が様々な形で入ります。

原種シクラメン
品種により開花期が異なり、秋咲き・冬咲き・春咲きに分けられます。

代表的な品種にはコーム・ペルシカム・ヘデリフォリウム・プルプラスケンス・バレリアリクムがあります。

コーム(コウム)

原種シクラメン コーム
・冬咲き(1~3月)
・花色:白・ピンクなど
・草丈:10~15cm

耐寒性は強く雪や霜にあたっても平気なので寒冷地でも地植えができます。

ヘデリフォリウム

・秋咲き(10~12月)
・花色:白・ピンクなど
・草丈:20cm前後

花が咲き終わってから葉が出てきます。

寒さにも暑さにも強いので、暖地でも寒冷地でも地植えできます。

原種シクラメンの育て方

原種シクラメン

苗を購入して育てます。

ポットから球根を取り出したら浅めに植え付けます。

高温多湿に少し弱く、雨に当たると株が傷みやすいです。

地植えでも育てられますが鉢植えのほうが管理しやすいでしょう。

生育期は日当たりの良い場所、休眠期となる夏は半日陰で管理します。

寒風や霜に当たると葉が傷みます。

冬はベランダなど屋根のある場所に置くとよいでしょう。

水やり

過湿に弱いので鉢が軽くなったら鉢底から水が出るくらいたっぷり与えます。

肥料

成長期に薄めの液体肥料を10日に1回程度与えます。

植え替え

適期は、花後もしくは休眠期。

1~2年に1回を目安におこないます。

増やし方

球根は分球しないので種で増やします。

花後にできる種を採取したら種の表面のべたべたを洗い乾かしてそのまま蒔きます。

すぐに蒔かないときは冷蔵庫で保存して9月頃に蒔きましょう。

原種シクラメン コームの栽培記録

原種系シクラメンのコーム
原種系シクラメンのコーム

2013年10月中旬、花色が赤と白のものを1株ずつ。ガーデンシクラメンと一緒に購入。

2株をいっしょに植え付けました。

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カルーナと原種シクラメンの寄せ植え
その後、スーパーでカルーナの苗を購入。
鉢の数を増やしたくなかったので一緒に植え付けました。
11月にツボミをつけました。

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原種シクラメン
11月下旬、室内に取り込んだ鉢が飼い猫に荒らされてしまいました。
※シクラメンが猫に危険な植物だと知る前のできごとです。

・球根が掘り起こされる
・葉をかじられる
・ツボミが取れてしまう

さいわいにも、再び、ツボミをつけてくれました。

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原種シクラメン、コーム
2014年3月上旬、開花。
花後に葉は枯れてしまいました。
株を花壇に植え付けして夏の間はそのまま放っておきました。

原種シクラメン
2014年10月、葉が出始めました。
2014年11月、ツボミをつけていました。そのまま花壇で冬越し。

原種シクラメンのコーム
冬の間は、1メートルを超える雪に埋もれた状態。

しかし、雪の下からあらわれた原種シクラメンはツボミにダメージを受けた様子はありません。

雪どけ後、数日で開花しました。

2015年3月下旬、雪どけ後の数日で開花しました。

※開花中、株が掘り上げられ持ち去られたため記録はここまで。

さいごに

原種シクラメン コーム

原種シクラメンの特徴と育て方、栽培記録を書きました。

特に手入れをしなくても花を咲かせてくれたのは嬉しかったです。

機会があれば、もう一度、育ててみたいものですね。

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