マンリョウは、挿し木・取り木・種まきで増やすことができます。
今回は、実の収穫や種をまく時期など実生(ミショウ)で育てる方法について調べたことをまとめました。
マンリョウの種まきから発芽までの栽培記録も紹介します。
マンリョウを種まきから育てる方法
・果肉を水洗いして取り除き、種だけにします。
・乾かさないように赤玉土などにすぐに蒔きます。
・発芽するまで土を乾かさないように管理します。
果肉を取った方が発芽率は上がる
すぐに蒔くのは乾燥させると発芽能力がなくなるため
発芽までには3~4ヶ月、実がなるまでは4~5年かかるといわれています。
実生マンリョウの栽培記録【2013年】
5月中旬に種まきをして7月末に発芽。2ヶ月半かかりました。
どの程度のスピードで生長していくのか分かりません。
来年の春までは鉢植えのままで様子をみることにしたいと思います。
発芽から2週間後。
発芽から1ヶ月半後。
2014年春に植え替え
種を蒔いてから1年経過。植え替えをしました。
2014年5月20日撮影
冬の間は生長しないので、大きさは昨年の秋と変わりません。
ゆっくり成長するタイプの木だと思ったので植え付けの間隔は広くありません。
2014年秋に植え替え
8月31日に撮影したものです。
春から夏にかけてグングンと大きく育ち、鉢が窮屈になっています。
苗の間隔が狭すぎるので、9月に今年2回目の植え替えをしました。
高さは約10センチ。
春からみると3倍くらいに大きくなったようです。
これから寒くなるので、今年はこれ以上大きく育つことはないはずですが。
来年、どれくらい大きくなるのか、生長が楽しみですね。
【追記】
その後、冬越しに失敗して枯らしてしまいました。
屋外で寒風に当ててしまったことが原因と考えられます。
種まきから4年後に開花
2017年に再チャレンジ。3月に種まきして8月に発芽。
⇒2017年のガーデニング作業始め
2021年8月、実生株に花が咲きました。
親株と実生株。
さいごに
マンリョウを種まきから育てる方法と発芽までの栽培記録をまとめました。4年後の様子も追記しています。
実生栽培は、そもそも「実がついたままでも花は咲くのか?」と思ったことがきっかけ。
鉢植えで育てていると鳥に食べられることがなく、ずっと実がついたままの状態が続きます。
そのまま放っておいたら花が咲く時期になりますね。
例年、春には実をすべて取り除いていたわけですが。
なぜか、実と花を一緒に見られるかもと考えてしまったのです。
ただ、実がついていると花が咲かないということもあるかもしれません。
そこで下から伸びている枝についた実だけを取ることにしました。
取った実をこのまま捨てるのはもったいない。
種まきで増やせることを知ったので試してみたという次第です。
※8月7日撮影
実がついたままでもツボミがついて花を咲かせてくれました。
花が咲いているのは新しく伸びた枝です。
なので実がついたままでも開花には問題ということでしょうか。
※8月18日撮影
花が散って緑色の実が出来始めました。赤い実は前年のものです。
ところで、
いつまでもずっと実をつけておくと「木が疲れる」という話をききました。
ただ、放っておいても落ちないのだから実を取らなくても大丈夫だろうと勝手に思い込んでいたのですね。
その結果、秋になって実がポロポロと落ちてしまいました。
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鉢植えマンリョウの実が落ちる原因は?【栽培記録2013~2015年】