ダンボールコンポスト失敗?生ゴミが分解・発酵しない原因と対策まとめ

コンポスト

コンポストとは、生ゴミや落ち葉などの有機物を微生物の働きで分解させて堆肥にする方法、またはその堆肥のことをいいます。

ゴミの量を減らすことができて花壇や家庭菜園に使う堆肥が作れれば一石二鳥。

というわけで、ダンボールコンポストを始めました。

ところが、生ゴミを投入したものの分解されず発酵もしません。

原因と対策について調べたことをまとめました。

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ダンボールコンポストの生ゴミが分解・発酵しない原因と対策

生ゴミを入れてもなかなか分解が進まなかったり発酵しないことがあります。

いくつかの原因が考えられるので、以下のことについて確認してみましょう。

コンポスト内の温度が低くないか

温度が低ければ生ゴミが分解されません。

温度が低いと感じたら、まず、一旦生ゴミを投入するのを控えましょう。

次に、ひとにぎりの米ぬか、あるいは使用済みの食用油を100cc程度をコンポストに入れてかき混ぜます。

微生物が活性化して温度が上がります。

温かくなってきたら、生ゴミの投入を再開します。

肉や魚の骨などの固いものを入れてないか

分解されない生ゴミがあるので、以下の生ゴミは取り除きます。

肉類の骨、魚類の骨、貝殻、たまねぎ、とうもろこしの皮

毎日きちんとかき混ぜているか

毎日かき混ぜることがダンボールコンポストにおいて最も重要。

かき混ぜなければ分解が進まないので、毎日かき混ぜるようにします。

水分

水分は多すぎても少なすぎても発酵はうまくいきません。

水分が多すぎる場合は通気性を良くします。

水分が足りない場合は米のとぎ汁を足したり抜いたばかりの雑草を細かくして入れることで水分を補充します。

生ゴミの大きさ

大きすぎると発酵がうまくいかないことがあります。

細かいと早く分解が進むので、できるだけ細かくしましょう。

ただし、必ず、しなければいけない作業ではありません。

無理ならそのままでも大丈夫です。

塩分

塩分があるものは洗って塩気を落とすか、塩気のあるものは入れないようにします。

生ゴミの堆肥化に失敗?【ダンボールコンポスト体験談】

ダンボールコンポストの基材
2013年6月上旬からモニターでダンボールコンポストを試すことになりました。

●提供された基材
・段ボール箱…2箱(1箱は土台用)
・ピートモス…15リットル、もみがらくん炭…10リットル
・ゴム手袋
・ダンボールコンポストのやり方が書かれた用紙

●自分で用意したもの
・ダンボールの底を補強するための新聞、ダンボール等
・布ガムテープ
・箱を覆う布…使わなくなったTシャツ、バスタオル等

作り方

・ダンボールの底のすき間をガムテープでふさぐ

・底抜け防止のために側面から底にかけて2ヶ所程度 ガムテープを貼る

・ダンボールの内側の底に別のダンボール紙や厚紙・新聞1日分などを貼り付ける

・底を二重にして、底が濡れて抜けるのを防ぐ
もみがらくん炭とピートモスを入れたところ

・もみがらくん炭とピートモスを入れる

・ピートモスを霧吹きやジョーロで湿らしながら全体をかき混ぜる

・ダンボールの上から使わなくなったTシャツ等をかぶせ虫が入らないようにする
ビールケースの上に置いたダンボール
※ビールケースの上に置いたところ

・底の通気をよくするため、土台用のダンボール、又は、すのこ等に乗せる

・軒下、ベランダ等の雨が当たらない場所や物置の中に設置する

これで、準備完了です。

微生物が活動するようになるまで7日前後かかるそうです。

生ゴミ投入

最初は分解されやすいキャベツの葉やバナナの皮などを少量入れ様子を見ます。

それらが分解されるようになれば、他の生ゴミも順調に分解されるようになるとのこと。

生ゴミは1日500gが目安だそうです。

初日は量を少なめにしてキャベツの葉を100gほど入れてかき混ぜました。

分解されるまで、どれくらい日数がかかるんでしょうね。

3週間経っても分解が進まない

ダンボールコンポストに生ゴミ投入

設置初日に入れたキャベツの葉。1週間経ってもそのまま残っています。

そこで、使用済みの食用油を入れてみました。

さらに1週間。ようやく分解されたので野菜くずと雑草を少量追加。

ところが、いつまで経っても分解されません。

いつ発酵が始まるのだろうと不安になってきました。

毎日かき混ぜているのに、温かくなった感じもしません。

6月という時季からみて気温が低くて発酵が進まないという訳ではないようです。

失敗したのかな~と思いながらも、生ゴミを投入しない日でも毎日1回かき混ぜていました。

結果、生ゴミが分解されるまで2週間かかりました。

時間がかかりすぎではないでしょうか?

さいごに

以前から興味があったダンボールコンポスト。

モニターに参加してみましたが、2ヶ月試して止めるという結果になりました。

発酵温度が上がらず、生ゴミの分解が遅いため、やる気が続かなったということが理由です。

コンポスト内の温度が上がらなかったのは、臭いや虫の発生が気になるので野菜クズしか投入しなかったせいかもしれません。

使用済みの食用油や米のとぎ汁もいれてみたのですが効果はありませんでした。

生ゴミの分解が遅いので、毎日投入するというわけにもいかず、かき混ぜる作業をしていても、楽しくなかったです。

最後に投入した野菜クズが分解してから3ヶ月熟成させるということなので、堆肥が完成するのは11月初旬。

初雪が降るころになるでしょう。

すぐに庭の土に混ぜて、冬を越しても大丈夫ということなので、そうするつもりでいます。

ダンボールコンポストは、ゴミの減量と堆肥ができるので大変良いことだと思います。

生ゴミが分解されるのに時間がかかりましたが、いつの間にか、なくなっていたというのは興味深く、それなりに楽しめました。

試してみて良かったなと思っています。

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