アケビの特徴と育て方!剪定時期と方法、皮のおいしい食べ方は?

アケビの実

アケビは古くから親しまれてきた季節を感じさせる植物ですね。

ポッカリと割れたアケビの果実を見つけるのは秋の野山での楽しみのひとつです。

剪定時期と方法など自宅でアケビを育てるときのポイントと皮のおいしい食べ方を紹介します。

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アケビの特徴と種類

アケビの花

アケビはアケビ科のツル性落葉低木です。

原産地は中国、朝鮮半島、日本などの東アジア。

日本では北海道から九州まで全国各地に古くから自生しています。

花が咲く時期:4~5月
実がなる時期:9~10月

新芽、果皮、果肉は食用に。ツルはカゴやバスケットなどを作る材料になります。

他にも盆栽や生け花などさまざまな用途に使われ、捨てるところがない果樹といわれています。

主な種類

三葉アケビ(ミツバアケビ)

北海道~本州、四国、九州にかけて分布。

小葉が3枚なのが特徴。

五葉アケビ(ゴヨウアケビ)
アケビとミツバアケビの自然交雑種といわれています。

小葉は5枚。

自家不結実性

自家不結実性とは、自分の花粉、または同一品種の花粉では実がつきにくいという性質のことです。

確実に収穫するにはミツバアケビとゴヨウアケビなど2品種以上を植えるようにしましょう。

アケビの育て方

アケビの実

種からでも育てられますが実がつくまで3年以上かかるといわれています。

通常は苗木を購入して育てます。

植え付けは12~4月が適期です。

肥沃な土を好むので植えつける前に腐葉土や堆肥をよく混ぜ込んでおきましょう。

鉢植えでは、果樹用の土を使えば簡単です。

日当たりのよいところで育てましょう。

ツルを伸ばして生長するので、ある程度生長したら支柱を立てて誘引していきます。

アケビの実

水やり

地植えの場合は特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと与えます。

冬は休眠するので水やりは控えめにします。

肥料

有機質肥料か速効性化成肥料を与えます。

地植えは2月と10月、鉢植えは2月、5月、10月が適期です。

アケビの剪定時期と方法

アケビの葉

剪定の適期は1~2月です。

前の年に伸びた茎に花芽が作られます。

切りすぎると花数が減ってしまうので、強く剪定しないほうがよいでしょう。

混み入ったツルを間引く程度でよいです。

夏に新しく伸びたツルが多すぎる場合は不要なツルは枝元から切ります。

アケビの皮の食べ方

アケビの実

果肉はそのまま生で食べられます。

果皮が割れて中が柔らかくなったころが食べごろです。

皮は、炒め物、揚げ物、焼き物などに利用できます。

特に油を使った料理が適しています。

アケビ料理

我が家では次の方法で食べることが多いです。

・アケビの皮を2つに分け、味噌、砂糖、日本酒を混ぜた液をアケビに入れる
・フライパンに油を少々引き弱火で蓋をして焼く

アケビの皮の味噌炒め
こちらは、アケビの皮の味噌炒め。

ほろ苦くて大人向けの味。肉も一緒に炒めれば、主食になります。

さいごに

アケビの実

アケビは季節を感じさせてくれる旬の味。ツルはリースの土台や籠づくりにも使えます。

自宅で栽培できたら便利そうですね。

そんなわけで、アケビについて調べたことをまとめてみました。

最近は、アケビを見たことがない、スーパーで初めてアケビを見たという人も多いかもしれません。

子供のころに山でアケビをとって食べた経験がある人って、どのくらいの年代まででしょうね。

じつは、私もアケビは知っていますが実際に実がなっている状態をみたことはありません。

わざわざ買おうという気にはならず、おすそ分けでもらったときに食べる程度。

初心者でも育てやすいそうですから栽培してみたいと思っています。

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