アスター(エゾギク)の特徴と育て方【栽培記録】

アスター(エゾギク)の花

アスター(エゾギク)は夏から秋にかけて色とりどりの花を咲かせる植物です。

開花時期がお盆と重なるため仏花として栽培されることも多いです。

特徴と育て方、栽培記録をまとめました。

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アスター(エゾギク)の特徴

アスター(エゾギク)の花

アスターは、中国北部原産、キク科の一年草。

春にタネをまくと夏~秋にかけて花が咲き、その後は枯れてしまいます。

小菊に似ていることから別名「エゾギク」とも呼ばれます。

草丈:15~90cm
開花期:7~8月
花色:赤、青、紫、黄色、白など

咲き方は、一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなど様々あります。

ちなみに、宿根アスターや孔雀アスターは、名前に同じアスターとありますが違う植物です。

アスター(エゾギク)の育て方

アスター(エゾギク)の花

日当たりと水はけの良い場所を好みます。

連作を嫌う植物なので、植える場所は毎年変えた方がよいでしょう。

酸性土を嫌うので植え付ける2週間くらい前に石灰を混ぜ込んで中和しておくとよいです。

鉢植えでは市販の培養土を使うと便利です。

草丈が高くなってくると風で倒れやすくなります。

大きくなる前に支柱を立てておきましょう。

タネまき

適期は3~5月。発芽適温は15~20℃。

ビニールポットや育苗トレイにタネをまきます。

・用土には、あらかじめ水やりをしておく
・6cmポットに2~3粒が目安
・5mmくらい土をかける
・発芽まで土が乾燥しないように管理
・発芽後は間引いて育てる
・本葉5~6枚で15~20cm間隔に植え付け

水やり

地植えの場合は、特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。

肥料

開花するまで1ヶ月に1回液肥を与えます。

鉢植えは、元肥に緩効性化成肥料を混ぜこんでおけば追肥はしなくても大丈夫です。

害虫

アブラムシやヨトウムシが発生することがあります。

定期的に薬剤を散布して予防するとよいでしょう。

アスター(エゾギク)の栽培記録

アスターの苗
2014年、タネをもらったので育ててみました。

庭に直まきできるとタネの袋に書かれていたので、庭にパラパラと…。

あまり期待はしてなくて、水やりのほかは放置していたのですが、お盆の時に咲いてくれて重宝しました。

それに味を占めて、2015年も同じように育ててみました。

アスターのツボミ
2015年8月22日
8月下旬に入ったというのに、まだ開花しそうにありません。

自宅のアスター
2015年9月2日
ようやく満開になりました。

こんなふうにキレイに咲いてくれると毎年育ててもいいかなと思います。

ただ、連作を嫌うので来年は植える場所を変えるか鉢植えにする必要がありそうです。

連作障害とネキリムシ被害

以下は、数年間、キク科の植物を植え付けていた場所に植え付けた時の様子です。
生育不良とネキリムシの被害でほぼ全滅でした。
発芽したアスター
プラスチックの空き容器にタネまき。1週間ほどで芽がでました。


2週間後、順調に育っています。混みあっているところは間引きました。

アスターの苗
庭に植え付け後、大きく育ってくれません。

アスターのネキリムシ被害
ネキリムシにやられてしまいました。

さいごに

アスター(エゾギク)の花

アスターの特徴と育て方、栽培記録を書きました。

【2年続けて育ててみた感想】
・発芽率が良い
・肥料を与えず放っておいてもちゃんと育つ
・特に病害虫の被害がなかった

これで、仏花がたくさん必要なお盆の時期に咲いてくれたら、いうことなしですが。

天候の影響もあるでしょうし、開花時期が多少ずれるのはしかたありません。

秋彼岸のお墓参り用と思えば、ちょうどよいでしょう。

ちなみに、育てやすい植物だと感じたのは東北地方で育てたせいかもしれません。

原産地は冷涼な気候だそうです。

【追記】
数年後、連作障害を起こしやすいことを忘れて地植えにしたら大きく育ちませんでした。

この年は、他の植物も含めネキリムシの被害が多くて失敗でした。

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