アリウムの特徴と品種、育て方!花後の手入れ方法は?

アリウム・ギガンチウム

アリウムは長い花茎の上にボールのような丸い形の花を咲かせる姿が特徴的な植物です。

特徴と育て方について調べたことをまとめました。

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アリウムの特徴

アリウム

アリウムは、ユーラシア・北アフリカ・北アメリカ原産、ネギ科の秋植え球根です。

草丈:20~120cm
開花期:4~6月
花色:紫、白、ピンク、黄など

【生育サイクル】
・秋に球根を植え付ける
・翌年の春に芽が出る
・初夏に花を咲かせる
・夏には地上部が枯れて休眠する

アリウムの仲間は、ネギ・タマネギ・ニラなどの食用と観賞用に分けられます。

食用は、ネギ・タマネギ・ニラなど。

鑑賞用は、大型の「ギガンチウム」、それより草丈が低い「丹頂」、小型の「モーリー」などの品種があります。

コンパニオンプランツとしての効果も期待できます。

バラの近くに植え付けると害虫であるコガネムシの幼虫を遠ざけるといわれています。

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アリウムの育て方

アリウムのツボミ

日当たりの良い場所で育てましょう。

植え付け

酸性の土を嫌う植物です。

地植えする場合は、植え付けの2週間前くらいに石灰を混ぜ込んで酸性を中和しておきましょう。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うと便利です。

適期は9~10月です。

地植えの場合は、球根2つ分くらいの深さに植え付けます。

隣の球根との間隔は球根2つ分を目安にします。

鉢植えの場合は、2cmくらいの深さに植え付けます。

大きな球根の場合は6号鉢に1球、小さな球根の場合は6号鉢に3球が目安です。

植え付けた鉢は屋外の日陰に置きます。

水やり

植え付けから芽が出るまでの間、地植えも鉢植えも土が乾燥しないようこまめに水やりをします。

芽が出た後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

極端な乾燥を嫌うので生育期の3月以降は特に乾き具合を確認します。

土を乾かすと花が咲く頃には葉が先から半分くらい枯れることがあります。

花後、葉が枯れて休眠期に入ったら水を与える必要はありません。

肥料

元肥として球根を植え付ける時に緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。

肥料の与え過ぎや球根に接触または近づけすぎないように注意します。

その後、花が咲くまでは液体肥料を与えましょう。

病害虫

春にアブラムシが発生することがあります。

アブラムシによりウイルス病が媒介されるので注意してください。

見つけ次第駆除します。

花後の手入れ

アリウム・ギガンチウム
花が枯れ始めたら花茎の根元から切り取ります。

葉は切らずに残しておきます。

光合成をして球根に栄養を届けるために必要です。

自然に枯れるまで放っておきましょう。

植え替える場合は、葉が枯れてきたら掘り上げます。

アリウム パープルセンセーションの球根
保管状態が悪いと球根が傷みます。

日陰で乾かして土を落とした後は風通しのよい涼しい場所で保管します。

さいごに

アリウム パープルセンセーションの球根

アリウムの特徴と育て方について書きました。

大きなネギ坊主に似ているギガンチウムの花をみるとネギの仲間というのも納得させられます。

寒さには強いので寒冷地でも育てやすいのがうれしいですね。

アリウム パープルセンセーションの球根
パープルセンセーションという品種の球根を10月に入ったら植え付ける予定。
来年の6月には花が楽しめるそうです。

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