多肉植物「金のなる木」の特徴と育て方【花が咲かない原因と対策】

金のなる木

「金のなる木」は縁起がよいといわれる多肉植物です。

特徴と育て方、花が咲かない原因と対策についてまとめました。

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金のなる木の特徴

金のなる木の花

金のなる木は、南アフリカ原産、ベンケイソウ科クラッスラ属の植物です。

草丈:1~3m
開花期:11~2月
花色:ピンク、白
別名:カゲツ(花月)、フチベニベンケイ(縁紅弁慶)、ナリキンソウ(成金草)

美しい葉が特徴で観葉植物扱いされることもあります。

・明るい黄色の斑が入る「オウゴンカゲツ(黄金花月)」
・葉の深い緑色と斑のコントラストが楽しめる「カゲツニシキ(花月錦)」
・葉が棒状の「ゴーラム」
などの品種があり色や形も様々です。

縁起の良いことから合格祈願にもなるといわれています。

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金のなる木の育て方

金のなる木

鉢植えは1年を通して屋外の日当たりの良い場所に置きましょう。

ただし、夏場は半日陰に移動させます。

冬は霜が降りる前に室内に取り込み3℃以上を保てる場所で管理します。

0℃以下になると葉や株が傷んでしまいます。

夜間は部屋の中央に移動させるなど冷え込みに注意が必要です。

水やり

年間を通して乾燥気味に管理します。

春から秋の生育期は、土の表面が乾いたのを確認してから1~2日後に水やりしてください。

乾燥に強い反面、過湿には弱いです。

水を与え過ぎると根腐れしやすいので注意しましょう。

水やりは葉がシワシワになり始めてからでもかまいません。

冬は2週間に1回程度にします。

肥料

夏と冬には肥料は与えません。

4月から10月の間に緩効性化成肥料を与えます。

多くの肥料は必要としないので与え過ぎないように注意します。

病害虫

特にありません。

増やし方

挿し木で増やすことができます。

適期は4月から10月。

・新しく伸びた枝を長さ10cmくらいに切る
・下の方の葉は数枚とる
・葉の取った節が土に埋まるように挿す

金のなる木に花が咲かない原因と対策

金のなる木

何年も育てているのに花が咲かない場合、考えられる主な理由は3つです。
・日照不足
・過湿
・咲きにくい品種

日照不足

一年を通して室内に置いていると日照不足で徒長し花が咲きにくくなります。

春から秋は、屋外か日が当たる窓辺に置きましょう。

過湿

花芽がつくられる時期は8月下旬~10月下旬です。

夏に春や秋と同じように水やりをしていると花芽がつきにくいといわれています。

特に梅雨の頃から秋口までは、雨を含めて水やりは不要です。

花が咲きにくい品種だった

花が咲きやすい品種、花が咲きにくい品種があります。

また、小さい苗は咲きにくく開花までには5~6年以上かかるといわれています。

花を楽しみたい場合は、最初から花が咲いている株や桜花月など花が咲きやすい品種を選ぶようにしましょう。

さいごに

金のなる木

金のなる木は、プックリとした可愛らしい葉が魅力的。

一年中緑の葉が楽しめるし斑入りの品種を飾ると部屋がパッと明るくなりそう。

金のなる木の仲間のゴーラムを育てていますが丈夫で育てやすく手間がかかりません。

ただ、花が楽しめる品種も育ててみたい。

というわけで、金のなる木の特徴と育て方について調べてみました。

枝に5円玉をつけて「金のなる木」として販売したところ大流行したというのが名前の由来といわれています。

英語では「dollar plant」。こちらは葉が硬貨に似ているのが名前の由来だそうです。

どちらの名前も、ご利益がありそうな気がします。

風水的には、金運をもたらしてくれるのだそうです。

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