キンモクセイ(金木犀)の特徴と育て方!剪定時期と方法は?

キンモクセイの花

キンモクセイ(金木犀)は秋を代表する香りのよい花木のひとつ。

特徴と育て方について調べたことをまとめました。

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キンモクセイ(金木犀)の特徴

キンモクセイの花

キンモクセイは、中国南部原産、モクセイ科の常緑樹です。

樹高:5~6m
開花期:9~10月
花色:オレンジ

生け垣や庭木、街路樹などに利用され、鉢植えで育てることもできます。

ギンモクセイ(銀木犀)、シキザキモクセイ(四季咲きモクセイ)、ウスギモクセイ(薄黄木犀)などの品種があります。

【名前の由来】
小花が日差しを受けると金色に輝いて見えることから「金」
木の皮(樹皮)が動物のサイ(犀)に似ていることから「木犀」

キンモクセイといえば強い香りが印象的ですが、遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。

ジンチョウゲ、クチナシとともに「三香木」といわれています。

キンモクセイ(金木犀)の育て方

キンモクセイの葉

植え付け適期は3~4月と10~12月。

寒さに弱いので春の暖かい時期のほうがよいでしょう。

日当たりの良い場所を選んで植え付けます。

多少日当たりが悪くても育ちますが、花数は少なくなります。

寒冷地では鉢植えにして冬は室内に取り込むと安心です。

水やり

地植えの場合は、根づいてしまえば水やりは特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

緩効性肥料を1~2月に寒肥として与えます。

病害虫

病気では、うどんこ病、害虫ではアブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどが発生することがあります。

増やし方

挿し木で増やします。

・6月頃に、その年に伸びた枝を10cmくらいの長さに切る
・枝を1時間ほど水につける
・挿し木用土か赤玉土などに挿して水を与える
・日陰に置く
・根が出るまで土が乾燥しないように水やりをする

キンモクセイ(金木犀)の剪定時期と方法

キンモクセイの剪定

枝葉が茂りやすく、どんどん大きく育つタイプの木です。

放っておくと木の内側まで日光が届かなくなり風通しも悪くなるため病害虫が発生しやすくなります。

【剪定の目的】
・花つきが良くなる
・樹形を整える
・病害虫の発生の予防になる

【方法】
まず、樹形を維持するために、枝先から50cm程度まで切り戻します。

切るときは、枝分かれした部分(枝の付け根)まで切るようにします。

次に、混み合った枝、枯れた枝、交差する枝といった不要な枝を付け根から切り取ります。

さいごに、枝先を2~3節残して切り詰めます。4月以降に新しい枝が伸びて花芽がつきます。

適期は3~4月。

夏に花芽がつき秋に開花するので、花後すぐから冬までの間は軽い剪定にとどめます。

春から夏に枝を切ると花が咲かなくなるので注意しましょう。

ただし、花よりも樹形・樹高の維持を優先する場合は春から秋の間に剪定をしても大丈夫です。

さいごに

キンモクセイの特徴と育て方について書きました。

青森県に住んでいますが、名前しか知らない木のひとつです。

そういえば、以前、地元の新聞でキンモクセイの花が咲いたという記事を読んだことがあります。

鉢植えで20年以上も育てているのだとか。

新聞で紹介されるくらいですから県内では珍しいことなのでしょう。

調べてみると、地植え可能な地域の北限は東北地方の南(福島、宮城、山形あたり)だということが分かりました。

ジンチョウゲとクチナシは育てたことがありますが香りがする木はいいですよね。

花の時期になると香りに癒されます。

鉢植えを購入して育ててみたくなりました。

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