燃えるような赤い花を咲かせるサルビアは夏から秋の花壇や公園で植えられるポピュラーな植物です。
この記事では、サルビア スプレンデンスの特徴と育て方、その他、代表的な種類について紹介します。
サルビアの特徴
サルビアはシソ科サルビア属の植物の総称。
サルビアの仲間は900種以上もあり、宿根性が多いですが1~2年草や木本性の低木になるものもあります。
観賞用のほか、ハーブに利用されるものもあり性質や育て方はそれぞれ違います。
耐暑性はありますが、耐寒性は種類によってさまざまです。
サルビア スプレンデンスは「サルビアといえばこれ!」というほど一般的な種類。
別名、ヒゴロモソウ(緋衣草)とも呼ばれます。
これは、赤い花が咲いているようすが真っ赤な衣をまとっているように見えることが由来です。
花色は、赤以外にも紫やピンクや白などがあります。
葉の形はハート形で密に茂り、花は長い穂になって下から順に咲いていきます。
もともと多年草ですが寒さに弱いので日本では1年草として扱われます。
その他の種類
【サルビア ファリナセア(ブルーセージ)】
ブルーサルビアとも呼ばれます。
多年草ですが寒さに弱いため日本では春まき1年草として扱うのが一般的です。
【サルビア コクシネア(トロピカルセージ)】
花弁が広く、色鮮やかで、長い穂になって長期間咲き続けます。
花色は、赤、白、ピンクがあります。
サルビア スプレンデンスの育て方
ホームセンターなどで苗が販売されるので、これを利用します。
日当たりと水はけの良い場所で育てましょう。
鉢植えの場合、市販の草花用培養土かハーブ用の土で植え付けます。
開花中の手入れ
花穂摘みを行うと花数が増え、花のボリュームがアップします。
1番最初の花穂が7~8割ほど咲き終わったら花穂を摘み取りましょう。
腋芽が伸び始め、2週間ほどで数本の花穂が立って咲き始めます。
花穂が7~8割ほど咲き終わる度に、摘み取ることを繰り返し行うと晩秋まで花を楽しむことができます。
水やり
地植えでは特に必要ありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
生育が旺盛で花が咲く期間が長いので、定期的に肥料を与えます。
緩効性肥料なら月に1回、液体肥料なら月に3回が目安です。
増やし方
挿し木と種まきで増やすことができます。
病害虫
病気は、ほとんどありません。
害虫は、夏の乾燥期にハダニがつくことがあります。
ついた場合はホースにハス口をつけて洗い落とした後、殺ダニ剤をかければ駆除できます。
さいごに
今回は、サルビア スプレンデンスの育て方について調べたことをまとめました。
赤い色が定番ですが、最近は、白、ピンク、紫系濃淡など花色がとても豊富になっているようです。
さまざまな花色を組み合わせてサルビアだけの花壇を楽しむのもよいかもしれませんね。
以前、ブルーサルビアを庭で育てたことがあります。
特に手入れをしなくても、長い期間、花を楽しむことができました。
病害虫の被害もなく育てやすいので初心者にもおすすめです。