チューリップは環境が合えば数年間は植えっぱなしにしていても花を咲かせてくれる植物です。
毎年咲いていたのに今年は花が咲かないという場合、どんな理由が考えられるのでしょうか?
花が咲かない理由と来年花を咲かせる方法についてまとめました。
チューリップが枯れた後も花壇がさびしくならないように一緒に植え付けたい植物も紹介します。
チューリップの花が咲かない理由と対策
球根は十分に成長しないと花芽が作られず、翌年、花を咲かせることができません。
春に葉がでてきたのに花が咲かない場合、理由として次のようなことが考えられます。
・日当たりの悪い場所に植えている
・花後に葉を切ってしまった
・何年も植え替えをしていない
日当たりの悪い場所に植えている
日照不足で光合成が十分に行われないと球根は成長できません。
日当たりの場所で育てましょう。
花後に葉を切ってしまった
【花後の管理ポイント】
・花を摘み取る
・葉は残す
咲き終わった花は摘み取りましょう。
ポイントは花の中心にある子房を取ってしまうこと。
子房を残すと種ができて、球根にまで栄養が届かなくなってしまいます。
葉は球根に栄養を蓄えるために必要な部分なので残します。
肥料を与えてそのまま育てましょう。
葉が自然に枯れるまでしっかり育てることで球根が大きく成長します。
何年も植え替えをしていない
長期間、同じ場所に植えっぱなしにしていると球根が混みあって大きくなれません。
花芽のできない小さい球根ばかりになってしまい花が咲かなくなることがあります。
植え直ししてみましょう。
・葉が茶色に枯れたら球根を掘り上げ表面の土を落とす
・球根はネットなどに入れて風通しの良い日陰で保存
・秋に植え付け
ちなみに、プランターや鉢植えの場合、球根はそこまで成長しないので翌年の花は期待できません。
チューリップの育て方[植え付け時期と方法]
適期は、秋の気温が下がって肌寒くなった頃。
暖かい地方であれば11月23日(勤労感謝の日)のあたり。
寒い地方であれば10月上旬を目安に植えるとよいでしょう。
開花するためには冬の寒さが必要です。
雪の降らない暖かい地方では球根を購入後、4~6週間ほど冷蔵庫に保存すると花が咲きやすくなるといわれています。
地植えする場合
植え付ける場所を20~30cmくらい耕しておきます。
深さは、球根3個分
間隔は、球根の2~3個分
芽の位置を確かめて上下を間違わないようにしましょう。
プランターや鉢植えにする場合
球根の3倍くらいの深さがある鉢を使いましょう。
下に根を伸ばす場所を確保するために球根の先が少し出るくらいに浅く植えます。
プランターや鉢は乾きやすいので球根が乾かないよう水やりに気をつけます。
チューリップが枯れた後に何を植える?
チューリップが咲いていない時期は花壇がさびしくなります。
一緒に植え付けたい植物について調べてみました。
球根を掘り上げる場合
調べてみると、球根を植え付ける時に一緒にビオラやパンジーを植え付けるとよいということが分かりました。
↓ ↓ ↓
マリーゴールド・ニチニチソウ
↓ ↓ ↓
チューリップ+ビオラ・パンジー
春になるとパンジーの間からチューリップが花を咲かせます。
パンジーが終わる頃になったら、球根を掘り上げます。
この段階で花壇に何も植えていない部分ができます。
その部分に、今度はマリーゴールドやニチニチソウなど夏花壇向きの植物を植えます。
秋になったら再び球根を植え付けるときにパンジーを一緒に植えます。
花壇の一角をこのパターンに決めてしまうのもよいかもしれません。
なんといっても次に何を植えようかと迷う必要がありません。
しかも花壇には常に花が咲いているというのも魅力。
球根を植えっぱなしにする場合
ギボウシ(ホスタ)といっしょに植えてみましょう。
ギボウシは、冬の間、地上部が枯れてなくなってしまう宿根草。
芽を出すのはチューリップが花を咲かせる頃です。
葉が大きく茂るので枯れていくチューリップの葉を隠してくれます。
さいごに
今回は、チューリップの花が咲かない理由と来年花を咲かせる方法について調べたことをまとめました。
チューリップを地植えで育てて15年ほど経ちます。
花後、放っておいても、翌年もちゃんと花が咲いてくれるので手間がかからないのは嬉しいですね。
ただ、5年くらい植えっぱなしにしていると花はずいぶんと少なくなってしまいます。
2~3年に1度は植え替えしたほうが、毎年、いい感じで花が咲いてくれるように思います。
枯れた後に花壇がポッカリと空いてしまうのが悩みだったので一緒に植え付けたい植物についても調べてみました。
我が家ではギボウシと一緒に植え付けてみました。
ただ、年数が経つにつれ予想外にギボウシが大きくなって…。
チューリップの葉が枯れる前に日当たりが悪くなってしまいました。
植えっぱなしにするなら植え付ける間隔は十分にとらないといけないようです。