ユリ(百合)の花が咲かない原因と対策

4月のユリ

ユリ(百合)を育てていると去年は花を咲かせてくれたのに今年は咲かないということがあります。

花が咲かない原因と翌年に花を咲かせるための手入れポイントをまとめました。

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ユリの花が咲かない原因と対策

ピンクのユリ

日照不足や栄養不足が原因として考えられます。

日照不足

日当たりを好む:テッポウユリ系やスカシユリ系、ヒメユリ
強い光を嫌い半日陰を好む:ヤマユリ、カノコユリ、ササユリ

種類によっては、日当たりが悪すぎるとツボミが落ちたり咲かないまま終わってしまうことがあります。

球根がよく育たなかった

ユリは球根にためた栄養を使って翌年に花を咲かせます。

栄養不足で球根が小さすぎると花が咲かなかったり小さい花しか咲かないということが起こります。

球根を大きくするための花後の手入れ

ユリの新芽
咲き終わった花は付け根の部分から摘み取りましょう。

そのままにしておくと種を作るのに養分を取られて球根がやせてしまい翌年花が咲きません。

葉は光合成をして栄養を作り球根を大きくする役割をもっています。

花がらを摘み取った後に、肥料を与え、葉は枯れるまで残しておきましょう。

完全に枯れたら茎を抜き取ります。

地植えの場合は、そのままにしておけば春には芽が出てきます。

鉢植えの場合は、掘り上げて植え替えしましょう。

切り花のユリが咲かない理由

ユリはツボミのうちに切って花瓶にいけると次々と花を咲かせます。

しかし、時には咲かないままで終わってしまうこともあります。

ツボミが小さすぎて開く前に弱ってしまったということが原因かもしれません。

エアコンの風が当たるとツボミが乾燥して開けなくなってしまいます。

飾る場所にも気を付けましょう。

クルマユリに似ているユリの栽培記録

名前の分からないユリ

昔から庭に植えられているユリは2種類。名前の分からないユリとオニユリです。

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オニユリ(鬼百合)の特徴と育て方、栽培記録【ムカゴの植え付けから開花まで】

名前の分からないユリ・輪生
葉の付き方が特徴的。

茎の一か所から何枚かの葉が輪のようについています。「輪生」と呼ぶそうです。

「ユリ 輪生」で調べた結果「クルマユリ」かもしれないと思っています。

【クルマユリとは】
・開花期は7~8月
・茎の中央部で10枚ほどの葉が輪生、上部では小型の葉が互生
・北海道・本州・四国に分布する高山植物。本州では亜高山帯~高山帯で見られる

クルマユリの芽が出る
4月上旬。芽が出る。

クルマユリの葉
4月下旬。茎が伸びてくる。

クルマユリのツボミ
5月下旬。ツボミをつける。

クルマユリの花
クルマユリの花
6月中旬。開花。

ユリの球根
9月上旬。掘り上げた球根。

クルマユリの球根
上の写真から1年後の球根。

さいごに/ユリの球根が消えた話

ユリ(カサブランカ)

以前、カサブランカを育てたことがあります。

ツボミがついて開花までもう一息だったのに強風で茎がポッキリと折れてしまい…。

翌年は花が咲きませんでした。

というわけで、ユリの花が咲かない原因と対策について調べたことをまとめてみました。

実は、花が咲かないどころか春になっても芽も出なかったのです。

掘り起こしてみても球根はみつかりません。

調べてみると
・水はけが悪くて球根が腐ってなくなってしまった
・ネズミなどに食べられた
などの可能性があるということ。

とにかく、狐につままれたような気分でした。

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